2019年07月19日

H先生の個展

山内のT寺の障壁画の龍が完成し、合わせて先生の他の作品の個展がデパートで催された。オープンの日は生憎用事が出来て出掛けられなかったので、今日一人で出掛けた。うちの龍とは全く違う手法で、矢張り先生らしいな〜と感じながら拝見した。その外の作品もなかなか魅力的で、先生独特の透明感が漂い、お金があったら買いたいな〜と思ったが、無いから見るだけで帰ってきた。しとしと雨が降るあいにくの天気で、爪革の付いた雨用の草履を履いて出掛けた。帰路、岐阜駅の階段を降りてきたら、急に妙な具合になって、歩きにくくなったので、一旦立ち止まり足を裏返しして見たら、何と張ってあるゴム底が全部剥がれ、酷いことになっていた。あと少し歩けば迎えの車に乗るだけだから、見栄えの悪さは無視して、ようよう車に辿り着き無事帰山した。最後に剥がれて良かった。これが往きだったら、とても恥ずかしくて名古屋のデパートの中は歩けなかっただろう。

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2019年07月18日

長雨

今年はいつになったら梅雨明けが来るのやら、毎日雨ばかりで、いやになる。これ程続くと田圃の苗も病気が発生しないか心配になる。大体洗濯物が乾かなくて多弱りである。蒸し蒸しした日が多いから汗も余計かく。洗濯物も増える。しかし乾かない。だから汗で濡れた肌着はそのまま部屋に吊して、乾いたら再び着るという具合。汗臭くて困ったもんだ。少し前から左膝が痛み出し、旨く曲がらなくなった。墨蹟を沢山頼まれ、必死の思いで漸く書き終えた。次ぎに印を押すということになるのだが、これは不可能。そこで雲水に頼んで押して貰った。左膝がちょっと痛んでも、万事に不都合が生ずる。最近は朝課も全て椅子方式、講座も台の上に椅子を乗せ、腰掛け方式でやっている。さらに夏期は毎朝、楞厳行道があるが、びっこひきながらやっていたが、皆の早さについて行けず、途中から椅子に腰掛けている。と言う具合で、嫌でも老化を思い知らされる。トホッ!

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2019年07月13日

広沢池

京都北西部、周山街道沿いに大きな広沢の池がある。小僧をしていた頃、この池に面した周山街道をせっせと自転車こいで高山寺まで行ったことがある。今日、知人に会ったら、この夏大文字送り火の時、広沢池に船を浮かべ船上茶会を催し、料理に舌鼓を打ち一杯やりながら送り火を見物するという話を聞いた。何とまあ風流な事よ!あそこから送り火が見えるのだろうかと思うが、見えるのだろう。小僧をしていた頃、お寺からちょっと歩いて、西大路通りへ出ると、金閣寺の裏の山に小さめの大文字が赤々と燃えていた。道路っ端に佇づみ、昼間の太陽で燃えるようなアスファルトの暑さ、ちょっと見て這々の体で寺に戻った事を想いだした。これに比べて、友人のは何とまあ上等な送り火であることよ!

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2019年07月07日

老人力

え〜とあれなんだっけ・・・。直ぐそこまで出てきているのだが、そこから先が出てこない。物忘れの典型である。こうなるとイヤでも我が身の老化を意識せざるを得なくなり、途端に人生真っ暗闇となる。しかしこういうのは加齢による自然現象だから、悲観する必要はない。堂々と俺には「老人力が付いてきたんだ!」と胸を張れば良い。むしろ未知の新しい領域に踏み込んでいくわけで、それがどんどんパワーアップして、ガンガン老人力がアップしてくるのである。元来人間には忘却力というのが具わっていて、記憶力のエンジンがうんうん唸りを上げて回っていると、そのシャフトの反対側では忘却力が放出されていると思えば良い。クーラーだって、部屋の中は涼しいかも知れないが、窓の外の室外機からは、じゃんじゃん熱気が出ている。まっ、そんなわけで、私はぐんぐん老人力がついてきたのだと思っている。

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2019年06月25日

人間の肉体は結局その人が過去に食べたもので構成されているように、人間の知性はその人が過去に食べた知的食物によって構成されているのであり、人間の感性は、その人のハートが過去に食べた感性の食物によって構成されているのである。つまり全ての人の現在は結局その人の過去の経験の集大成としてある。その人が読んだり見たり聞いたりして、考え感じた全てのことが、その人の本質的な現存在を構成する。日常性に支配されパタ〜ン化された行動の繰り返しからは新しいものは何も生まれてこない。旅は日常性からの脱却そのものだから、その人の個性と知情意のシステムに刻印を刻んでいく。旅はその人を変えていく。その人を作り直していく。

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