2017年12月17日

初雪

8時から講座を始めるとき、ぼたん雪がしきりに舞った。多分この雪が今年初めてのもの、底冷えはずっと続いていたが、矢張り雪が舞うと一層冷たさを実感する。しかし間もなく止み、その後はお日さんが照って、少し北風も吹き、開け放った禅堂は身を切るような冷たさである。臘八の寒い思い出は数々あり、まあこの程度は並みである。矢張り一番は午前3時一斉に窓を開け放った時である。脳みそまで凍るような気がする。人間は元来怠け者で、一端緩めると際限なく緩くなる。環境が厳しい時ほどさらに厳しくするのが一番いいことなのである。何事も「徹底」の一語に尽きる。

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2017年12月14日

耳鼻咽喉科

約3年前に無呼吸症であることが分かって、爾来寝るときは必ず強制的に呼吸を送る機械を装着しなければならなくなった。それを装着しないと、寝てる間になんと最大で1分半くらい呼吸が止まったままになる。それでも人間は死なないのだそうだが、矢張り良くないのだ。その機械は保険適用のため、毎月耳鼻咽喉科の医院へ出かけて診察を受けなければならない。その医院は大変込み合うところで、今日も約2時間かかってしまった。とてもじゃないが、やってられない!と言いたいところだが、それは通用しない。これをいつまで続けなければならないか気になるところだが、回復状況を調べるために1年ほど前一泊入院して、体中にセンサーをくっつけた。しかしその結果は落第!依然として呼吸が止まってしまう状況は治っていない。ガックリきた。回復の一番の条件は痩せること。喉首がほっそりすると空気の通りが良くなるそうだ。しかし私の体重はむしろ増えて、喉周りにもたっぷりお肉がついて、コロコロ状態、一生死ぬまで睡眠中は人工呼吸器を装着して生き続けることになるらしい。目の前真っ暗!

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2017年12月13日

臘八(ろうはつ)

例年のことながらお歳暮の御礼や干支の色紙の発送、たよりの郵送、明日から臘八大接心の諸支度、歳末問候等々慌ただしい日々である。このように作業が錯綜してくると老化による頭脳の衰えで、色々なことがこんがらがって、二重に送ったりして、更に手間は増すばかりである。本当に嫌になっちゃう!しかしこれらは例年の事柄で、避けては通れない。僧堂の本番は明後日15日から21日未明までの臘八大接心である。雑用は明日中にかたづけて、すっきりした気分で迎えたい。だいたい世の中の事柄は忙しい時に限ってさらに忙しくなるものだ。越すに越されず越されずに越すという世間の師走から比べれば、我々のは自分の修行のための忙しさなのだから、贅沢なものである。臘八はともかく気力が一番!頑張って良い接了を迎えたいものである。

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2017年12月12日

本山開山忌

今日は恒例の本山妙心寺の開山忌で早朝午前6時50分の電車に乗って京都へ出かけた。今朝は一段と冷え込み、手がちぎれるような寒さであった。午前9時には到着してしばし火鉢に手をかざし休憩、9時半ころから専属の法衣店の主人に道具衣を着けてもらう。これを纏うと体全体がロボットのようになって、つっぱらかってしまう。10時から約2時間寒風吹き抜けるお堂で法要、この時のお経は独特の節をつけて読むので、我々は決して唱えてはいけない。無言の行で、しずしずと堂内を歩くだけ。お経を読めないというのが意外とプレッシャーになって、非常にストレスがたまる。終わって道具衣をすべて脱ぎ、普段着になって昼食。この献立が誠に質素で、厚揚げ・ひじき・何かもう1品、これでおしまい。これが代々伝わる伝統的昼食である。帰りの道中、隠侍と話したのだが、どうもうちの場合などの出斎では、ごちそうが過ぎる。世俗の風に染まってやたら品数多く、まるで精進料理屋にでも行ったようなありさまである。そこで、これからは伝統的な本山の風習に従って、質素にやろうと話し合って帰ってきた。

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2017年12月08日

師走

12月にはいったら、あっという間にもう8日になった。一般的には1日から今朝午前3時まで蝋八大接心である。不眠不休の坐禅修行もようやく終わって、今頃は開浴も済ませ骨休め、ほっと一息ついていることだろう。うちでは15日から22日未明までが蝋八だから、これからである。今はウオーミングアップの期間。何事もやるときは徹底することが肝心で、もうダメだ!というところを突き抜けると、また新たな力が湧いてくる。とうことで、闘牛場の牛がいざ突進というとき、鼻息荒く前足で土を蹴っているような気分である。私はこれを55年も続けているので、慣れたものだと言えば言えなくもないが、しかし何年やっても緊張する。無事に終わって一休みして、新年の諸支度にかかる。この手順を踏んでゆかないと、新しい年を迎える気分にならないものだ。このところ急に朝晩冷え込むようになってきたので、良い蝋八が迎えられると喜んでいる。世間でも目下年末の大売り出し中で、これをうまく乗り切れるかどうかで、来年が決まる。私の両親は小さな洋品店を営んでいたので、この時期になるといつも父や母の苦労を思い出す。だから少々寒いのつらいのなんぞと言ってられない。

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