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2009年07月19日

癒し

現代社会は一歩外へ出れば七人の敵有りで、厳しい競争にさらされる。食うか食われるか、今年のことが来年も保証されている人などない。親戚の者が目下会社の幹部として寝る間も惜しんで働いているが、来年はどうなるか分からないと言っていた。そう言う話しを聞くに付けても、一層厳しさが伝わってくる。といって、人間常に崖っぷち状態では、とてもやってられないわけで、そこで癒しが必要になつて来る。「日本人のこころのゆくえ」と言う本を読んでいたらこういうことが書いてあった。『癒しというと、苦しかったことが癒されて楽になることのみが意識される。しかし、実際は、簡単に楽になるのではなく、むしろ苦しみを深めることが先に求められることが多い。新しいものの創造には苦しみが伴うからである。苦しまずに癒されることはない。』『「生き甲斐がない」、とか、「生きる意味がない」、ので、生きていても仕方がないと言っていた人が、「生き甲斐を探し」、「生きる意味を見いだす」ためにいま生きているのだと思うようになった。創造活動をするのに、他からの答えを期待するのは間違いである。自分で発見しなくてはならない。』以上一部を引用させて貰ったが、世の中のもので金で買えないものはないと豪語した人が居たそうだが、だから自ら心を失ったのである。世の中棚からぼた餅はない。

投稿者 zuiryo : 2009年07月19日 20:18

コメント

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投稿者 純蓮 : 2009年09月19日 02:44