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2011年02月27日

ウオッシュレット

先日、法類和尚や会下和尚連中と第4回中国祖跡巡拝旅行へ出掛けた。なかなか有意義な旅だったが、厳寒を予測して出掛けたら春のような温かさで、随分楽にお詣りすることが出来た。中国旅行と言えば、直ぐにトイレの不潔さが問題になるが、以前よりは大分ましになったとは言え、空港や観光施設、お寺などは相変わらずで、清潔好きの日本人には堪らない処である。6日ぶりに中部国際空港に戻り早速トイレを使ったが、何と美しく清潔な事よ!スッキリ出るものも出て、快適であった。話しが尾籠なことになって恐縮だが、もう一つ大いに問題なのは、ウオッシュレットでないことだ。いつもウオッシュレットで慣れていると、肛門がすっかり柔になって、6日間も紙で拭いていると、もうヒリヒリで堪らない。これが結構苦痛で、早く世界中トイレはウオッシュレットになって欲しいと思う。中国だけではなく、ヨーロッパなどの一流ホテルでさえ、便座はヒヤ〜ッとして、紙で拭くタイプが殆ど。外国旅行も楽しいが、毎日のことだけに、このトイレ問題、日本の便器製造会社に頑張って貰って、一日も早く普及させて欲しいものである。これに関連して、以前旅行会社のパンフレットに、携帯用ウオッシュレットが売られていた。実に簡単な装置で、安価で然も便利この上ない。こんな物で用を成すか最初疑ったが、恐る恐る使ってみると、これが実に優れもの、世の中には頭のいい人が居るものだと舌を巻いた。今回の旅行もこれを持参してと思い、出立前に探してみたがどうしても見つからない。生来の整頓の悪さが仇となり、遂にヒリヒリという目にあったわけである。ところで空港の待合室などで気になったのが、中国人の声の大きさ。傍若無人というか、辺り構わず大声で携帯で話している。とてもじゃないが席を変わらないと居たたまれないほど。大きな声は元気な証拠と言うが、場所柄を考えて貰いたいな〜と思った次第。また大きな都市の中心部はどこも車が溢れかえっており、常に大渋滞であった。日本の道路より広く車線も多いのだが、猛烈な車の数。世界中で一番車が売れていると言うが、当に実感した。ガイドさんも車を持っているそうだが、実用というよりも、ステータスシンボルと言うことらしい。ガソリン1リッターの値段が日本円にして七百円くらいになる。とてもじゃないがこんな高価なガソリンでマイカードライブ何ぞしていられない。嘗て日本でもマイカー時代が到来し、猫も杓子も車を持ちたがったものだが、今の中国が丁度それ。まっ、このお陰で日本の自動車会社も儲かっているのだから良いわけだが、街中排気ガスで煙っているさまは、何とかしないと困る大問題だと感じた。市内到るところ工事中、その埃も大変なもので、旅行中マスクは必需品だった。

投稿者 zuiryo : 05:21 | コメント (0)

2011年02月11日

寺の会計

僧堂では伝統的に会計は雲水の中から副司役の者が住職に代わって一切を仕切る。私も雲水修行時代は何度もこの副司をやらされた。しかし私が修行した道場は会計は極めて単純で、収入はほぼ托鉢金のみで、基本的には自給自足だった。燃料は山の木を薪にして使い、水も山のわき水、電気代が少々かかるくらいだった。だから我々素人でもやることが出来たわけである。その方式をこの寺に来ても雲水達にやらせていたのだが、いろいろクレームが出てきた。矢張り子供には無理なのである。市内に貸し地や駐車場があったり、檀家との遣り取りなど、煩雑を極める。そこで総代さんと相談して、土地の管理は総て銀行系の不動産業社に頼み、会計も専門の会計士に依頼し、おおもとの管理は私自身がやることにした。途端に私の仕事が増え、ただでさえお金に弱い性格上、電卓のキーを叩きながら日々格闘している。しかし雲水の負担はこれでぐっと減って、皆喜んでいる。修行は坐禅や公案の拈提、托鉢や作務などが中心で行われるわけだが、そればかりではない。住職したときに寺のことが万般に亘って不都合無くやって行けるように会計のことから檀家との遣り取りなども同時に学んで行かなければならない。その点ではうちの場合その方面の修行をさせることが出来ないので、善し悪しだと思っている。まっ、今12年目の者が居るので、ぼつぼつそれに任せようかと考えている。世俗のこういう事柄も大きく言えば修行の一つなのだから。しかし不動産管理は本当に難しい。特に土地の境界争うなどは聞いただけでも頭が痛くなる。今のところ大した問題は発生していないが、常につきまとう問題である。専門家にお願いしてあるとは言え、最終的にはこちらの判断を求められるわけで、たった5センチ10センチがおおもめになり、1日中掛かっても決着が付かないと言うこともある。「杭を残して悔いを残さず」と近くに看板が掛かっているが、な〜るほど!近年市役所が公道と個人所有地の境界を順次決めて杭を残している。しかしこれは膨大な作業で、後何十年掛かるか解らないそうだ。土地争いは、大きくは国家間でも大問題になっているものであり、人間が生き続く限り、なくなることは無いのだろう。  

投稿者 zuiryo : 16:07 | コメント (0)

2011年02月08日

小寒い温泉

最近仲間内の会があって、有名な温泉地へ出掛けた。そこはかねてより一度は行ってみたいと思っていたので、図らずも実現したわけである。宿はその温泉地でもハイレベルなところで、大きな敷地に一戸ずつ点在しており、一人で泊まるのが勿体ないくらいだ。部屋へ通され見ると、設えも上等で、至れり尽くせりの設備である。大いに喜んで、早速部屋付きの風呂に飛び込んだ。湯は流しっぱなしになっていて、申し分なし。入ると湯加減も良く、そこまでは誠に快適だったのだが、周りの空気が妙にひんやりしている。湯から上がりヒゲを剃って体でも洗おうかと思ったが、寒くてとても一分と出ていられないのだ。これでは体を洗うどころの沙汰ではない。仕方なくずっと湯に浸かりきりで、そのまま出て着替えた。温泉はどこでも体の芯まで温まり、例え露天風呂でも、外の冷たい風が却って心地良いくらいなもので、しばらくはぽかぽかしているものだ。湯の中で腕を撫でるとつるつるして、ああ〜、温泉だ〜!と感じる。ところが此処はそうではない。湯から出ると途端に体が冷えて、まるでうちの湯と変わらない。そこで今度は大風呂へ入ってみた。しかし此処でも同様で、温泉特有のつるつる感もなければ、芯まで温まる感じもない。幾ら部屋は豪華で良くても、肝心の温泉がこれでは台無しである。うちの近くに下呂温泉という有名な温泉地がある。此処へもいろいろな会で出掛けることがあるが、肌はつるつる、湯から出てもしばらくぽかぽかして、直ぐには着替えられないくらいだ。これでこそ温泉である。思うに、温泉と一口に言っても、泉質はいろいろで、これでも温泉と言えるのかと言うところもあるのだろう。期待が大きかっただけにがっかりして帰ってきた。以前人に紹介されて奥飛騨の鄙びた温泉へ、スケッチ旅行を兼ねて出掛けたことがある。宿も料理も並だったが、温泉は本当に良かった。これでなくてはいかん。温泉に入って、寒くてたまらんでは、温泉とは言えぬ。

投稿者 zuiryo : 14:59 | コメント (0)