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2012年05月23日

東京スカイツリー

このところ開業前から報道各社はスカイツリー一辺倒で、へそ曲がりな私などは、それほどのもか!と疑問を持ってしまう。巨大な塔はまさに「大魔神」といえそうだが、どうしてもテレビが見られないという公共性があるならいざ知らず、事業主体の東部タワースカイツリー社に聞いても、電波のことは一つのきっかけに過ぎないと、あっさり言われた。大事なのは観光・町おこしなので、あの辺は東京大空襲でも焼け残り、江戸情緒のある町並みがあるので、その風景を乱さず地域と一緒に発展して行きたいのだそうだ。しかし江戸情緒とあのツリーがどう絡むのか、ツリーが既に死にかけた江戸情緒にとどめを刺すというのなら解るような気がするが。電波塔としての必要性についてもどうも曖昧である。東京タワーではテレビが見えなくなるからスカイツリーを作ったと思っている人が沢山居るようだが、現時点では皆東京タワーからの電波で地上デジタル放送を見ているのだし、強いて作る必要性もないように見うけられる。嫌なのはこれを見ないと・・・と言うあの熱狂ぶり。上からの景色と言っても余程天気の良い日で空気が澄んでいるときならいざ知らず、いつもスモッグでかすんでいるような東京ではそんな好機はまず無いと思った方が良い。あんな高いところからの東京の景色など何の感動もない。「民のかまどははにぎわっておるな」とは殿様の願望である。景色は実に退屈で、まだ浅草仲店通りの雑踏の方が興味を引く。一番馬鹿な発言は、こういうものがある町を誇りに思うという言い方だ。出身地から有名な人が生まれたとかと威張る人がいるが、個人とは無関係、その人の才能や努力とは何の関わりもない。電波塔として世界一がツリーの宣伝文句だが、嘗て東京タワーもそう言われたし霞ヶ関ビルや都庁ビルでも六本木ヒルズ、東京ミッドタウンと、騒いだが、高さ競争は後発国のやることで、むしろもっと小さい都市になった方が良い。どんな高い塔もいずれは抜かれる・・・・。以上は新聞のコラムからの引用。な〜る程と思った。そんなことよりもっとやることがあるんじゃないか!

投稿者 zuiryo : 21:19 | コメント (0)

2012年05月18日

森林浴

私はほぼ毎日散歩に出かける。散歩と言ってもぶらぶら暢気に歩くのではなく「速歩」である。ひとえに運動のためだから、かなり真剣に歩くのだ。今までは寺の北側奥に広がる葬儀場が林立するさびし〜いところを歩いた。ここだと道路に信号が無く、一々立ち止まる必要がないうえ、ほとんど人に会わないし、この寂しさが又良いのだ。以前はもっぱら裏山を歩いていたが、だんだん山登りが大儀になってきたので、このところ葬儀場コースに変更したのだ。ところがだんだん暑くなってくるとこのコースは不向きである。カンカン照りのうえ更にアスファルトで下からもむっとする暑さだから堪らない。で、これからの季節は多少しんどくとも裏山コースとなる。そこで今日から始めたのだが、快適と言ったらない。幅1メートルほどの舗装された山道は木々が頭の上まで覆い、少々の雨なら傘要らず、外気温は25度を超えていても涼しい風が吹き抜けてほとんど汗も掻かずに歩ける。自然の力のすごさを肌で実感する。今年の夏は全原発停止で節電が言われている。都市ではクーラーなしでは酷暑を乗り切ることは出来ない。コンクリートとアスファルトで固めたような、緑1本ない所ではもろに強烈な太陽にあぶり出され、少々緑のカーテンをしたところで、焼け石に水である。私も5月始めに朝顔を植え、今小さな芽が出てきたところだが、もっとペースを上げて大きくなってくれないと、暑さに間に合わないな〜と心配している。うちのお寺は岐阜城に繋がる金華山の山並みが南に一番せり出した先端にあり、道路から約100メートルほどの参道一番奥に位置しているため、ほぼ周囲は山に囲まれている。窓を開ければ一面の山の緑で、小鳥のさえずりが喧しいほどである。こういう良い環境の所だから、街中の家がぎっしり詰まっているところに比べれば別天地で、窓を開ければいつでも爽やかな風が吹き抜ける。それでも日本一暑い岐阜の真夏の暑さには負ける。部屋ではほとんどパンツ1枚生活だがそれでも尚暑い。皮を剥ぎたい位なのだから、この鬱蒼とした緑をもってしても適わない酷暑はいったいどうしてこうなのだと天に向かって文句を言いたい位だ。

投稿者 zuiryo : 15:53 | コメント (0)

2012年05月17日

「70歳死亡法案、可決」

この間姪っ子から、「叔父さん、面白い小説があるから送るわね」と言ってきた。しばらくすると、垣谷美雨著の表題の本が送られてきた。題名からして誠に過激なもので、興味津々読んでみた。冒頭には週刊新報に掲載されたという文章が載っている。この部分も既に小説の一部になっているわけだが、『七十歳死亡法案が可決された。これにより日本国籍を有する者は誰しも七十歳の誕生日から三十日以内に死ななければならなくなった。例外は皇族だけである。尚、政府は安楽死の方法を数種類用意する方針で、対象者がその中から自由に選べるように配慮するという。政府の試算に依れば、この法律が施行されれば、高齢化による国家財政の行き詰まりがたちまち解消されるとしている。施行初年度の死亡数は既に七十歳を超えている者を含めて二千二百万人で、次年度以降からは毎年百五十万人前後で推移する。この十年、少子高齢化は予想を上回るペースで進み、それに伴い年金制度は崩壊し医療費はパンク寸前、さらに介護保険制度に到っては認定条件をドンドン厳しくしたにも拘わらず、財源が追いつかなくなっている。戦後日本は急速に食糧事情が良くなり、医療も進歩し、日に日におかげで平均寿命を更新している。はたして長寿は人類に幸福をもたらしたであろうか。本来ならば喜ばしいはずの長寿が、国の財政を圧迫する原因となっただけではなく、介護する家族の人生を台無しにするような側面があることは今や誰も否めない。今後も世界的議論を呼ぶところだ。施行は二年後の四月一日である。』。さて小説の内容だが、老人介護に振り回されて精も根も尽き果てた主婦がすべてをほっぽり出して家出、その後今までは無関心で自分本位だった亭主や息子が俄然頑張り、代わって介護をすると言う筋立て。それからすべてが丸く収まってハッピーエンドとなるのだが、世の中そんなうまい話はない。現実はもっと悲惨な結果に終わると思うが、まっ、そこは小説、作り話だからこれで良しとする。ここで興味深いのはもし七十歳で死ぬことがはっきりしているとしたら、老人が溜め込んだ預貯金も七十歳までに使い尽くすとなれば大いに消費も盛り上がり景気が良くなるかも知れない。しかもいつまで続くかも知れなかった老人のケアーもきっちり七十歳で終わるのだから、若者一人で四人を支えなければならないなどと言う絶望的な状態も一気に解消する。そうすれば若い世代ももっと溌剌として将来に希望がもて、世の中全体が今よりずっと元気になるような気がする。ところで私は満七十歳まで後四ヶ月少々だ。どうやって完全燃焼して死のうか考えよう。

投稿者 zuiryo : 16:38 | コメント (0)

2012年05月10日

ボロ着て奉公

今の季節は楓やドウダンが一斉に新芽をふき、部屋の窓を開け放つ早朝は、いろいろな小鳥が一斉にさえずり、それは賑やかなことだ。その中でフクロウの鳴き声が山の奥から聞こえてきた。ちょくちょくではないが今までにもたまに夜聞いたことがあるが、早朝は初めてのことだった。昔からフクロウの聞きなしは、「ボロ着て奉公!」と言われているが、どう聞いてもそうは聞こえない。昔の人は我々とは違って自然と一体になって生活していたから、感性も豊かだったのかも知れない。新緑も四月初め、小さな芽が吹き出し、あれよあれよという間に数日でびっしり葉で一杯になる。そのころの若葉の美しいと言ったらない。ちょっと言葉では表現できない新鮮さで、「滴翠」とはよく言ったものだと思う。何だか見ているだけでもこちらが命を貰うような気がしてくる。しかしそれも1週間もするとたちまち色あせて、普通の緑色になってしまう。ところで2,3日前、早暁カラスの大群が突如として隠寮の庭の上を旋回、バサバサと大きな羽音をさせぎゃ〜ぎゃ〜となきわめいていた。小鳥たちはびっくりして木陰で息を潜めている。この傍若無人ぶりと悪声、むか〜っときて、今に見ていろ!カラスの焼き鳥にして食ってやるから!

投稿者 zuiryo : 04:44 | コメント (0)

2012年05月07日

「ふたふし」の茶杓

昨年11月、70歳50年30年で七五三になるところから、坐禅会員を中心に皆で祝って呉れた。茶事では筆頭の総代さんが道具類をすべて整えて下さった。その時使った茶杓の銘が「ふたふし」と言うもので、茶杓に二つ節があるものだった。お茶がひと当たりまわったところで道具類の拝見となり、会員の中の一人が茶杓に虫食いの穴が開いており、それが良い景色になっていると指摘した。「良くお気づきになりましたね〜!」と言うと、「私の商売は虫を退治することで、日頃から虫食いの穴には特に注意しておりますので、それですぐ気が付きました」と仰った。「な〜るほど!」。その時頭にピ〜ンときた。かねてから本堂障壁画が虫に食われて白い斑点となり原因が分からず困り果てていたので、早速その話をして、「一度見に来て下さいませんか」、とお願いした。その場で快く承諾してくれた。間もなくお寺にやってきて本堂を調査、畳の下に敷いてある防虫シートが原因でそれをエサにした虫が下から這い上がって、墨に混ぜてあるニカワを食べるために紙を食べたと言うことが解った。虫の沸くのは少し温かくなってからですからその頃改めて調査に参りますと言うことだった。それが昨日、社長さんと責任者の方がやってきて、本格的に調査し虫を特定し、防虫対策を施すことになった。しかも費用はすべて寄付させていただきますと言う有り難い申し出である。これもその方が坐禅会員だったこと、七五三茶事に参加されたこと、道具拝見でふたふしに丁度虫食いの穴があったこと、これらすべてがどんぴしゃり合った故である。世の中は何とも不思議なことが起こるものである。

投稿者 zuiryo : 21:26 | コメント (0)

2012年05月05日

百足シーズンイン

いよいよムカデのシーズンに入った。山際に住むというのは早朝から小鳥がさえずり、ウグイスも鳴いて、それは良いものだが、唯一困ることは秋頃までずっとムカデが出没することである。ムカデも大型中型小型とあって、まっ、小型はどうっつことはない。中型も刺されると相当痛く腫れるが、これも自宅治療で何とかなるから心配は要らない。問題は大型である。背中は真っ黒、腹は真っ赤、長さも10数センチはゆうにあり、ザワザワと歩く足音が大きい。何せ百足と書くくらい足の数が多いから足音も相当なもので、黒光りした背中とこの足音を聞いただけでも身が縮む。これに刺されたらすぐに医者へ飛んで行って血清をうって貰わなければならない。マムシと同じである。こういう恐ろしい奴がうちの山にはうようよ這いずり回っていて、水を好むらしく梅雨になるとぞろぞろと出てくるのだ。以前は防御法がいまいち不完全だったために、就寝中雲水が刺されて大変な目にあった。最近農協に強力な粉末薬があって、これを段ボールで大量に買い込み、寺じゅうの土台まわりに線状に防御ラインを張り巡らすので、これを突破してくるものはいない。つい先日、早くもこの防御ラインの寸前で行き倒れになって、真っ赤な腹を出してひっくり返っているいる大型ムカデを見た。しかし問題はお寺は建物が多く、これらすべてを線状にこの強力薬で囲むのも、なかなか費用の居ることである。又ムカデの出るシーズンと梅雨が重なり、強力薬が水に濡れると効果が激減するため、撒くにもいろいろと工夫が要る。ネズミにはネズミ返しという良いのがあるが、ムカデにもムカデ返しというのを誰か考えてくれないかな〜と思っている。

投稿者 zuiryo : 10:28 | コメント (0)

2012年05月04日

緑のカーテン再び

去年は節電で緑のカーテンが流行語にもなるほど騒がれたが、今年も昨年以上に節電が必要のようだ。全原発が停止になる気配である。幸い中部電力は賄えそうな雰囲気だが、それとは別に少しでも無駄な電力は消費しないように、今年は早くも緑のカーテン作戦を始めた。もう苦瓜はやめにして、三日前に朝顔の種をまいた。こうすれば毎日苦瓜の収穫に追われることもなく、綺麗な花を眺めているだけで涼を得ることが出来るわけだからこんな良いことはない。毎朝水を撒いて、「早く芽を出せ!」と呼びかけている。さて話は変わるが、ノラクロだが、2匹になってしまった。今朝いつものように可愛らしい声で、「ニャ〜ゴ!」と鳴くのでエサをやると、何だかしきりに後ろを気にしながら食べている。変だな〜とよく見ると、そっくりな黒猫がもう一匹いるではないか。どうもそいつの方が強いらしく、警戒を怠りなく、いつでも逃げられるようにしているのだ。ほとんど区別が付かない位そっくりで、強いて言えば毛並みのつやつや感がうちのノラクロの方が食糧事情が良いためか光っている。一方強い新参者はややくすんで目つきも悪い。そこで何とか目印を付けなければと考えた。首輪でもするかとも思ったがそれでは野良でなくなるので、白色のスプレーを買ってきて、餌を食べているすきに尻尾の先っぽにシュッ!とかけてやったらどうかと思案中である。

投稿者 zuiryo : 21:17 | コメント (0)

2012年05月02日

無呼吸症候群

万事気にし屋の私は、今度は無呼吸症候群が気になりだした。きっかけはうちの雲水で、病院へ治療のために通っていたのだが、医者から思わぬ指摘を受け、詳しく調べたところ重症の無呼吸症候群と解った。マウスピースぐらいでは駄目で、今は睡眠時、機械で強制的に空気を送り込む療法を取っている。本人は全く無自覚で、幸い医師から指摘されて事なきを得たわけである。そこで気にし屋がむくむくと頭をもたげた。早速録音機を購入、睡眠中のいびきを録音した。午後10時半に寝て午前3時起床だから4時間半、聞いた。約30分経過したころより激しいいびきである。そのうち約10秒位いびきが止まり、その後フ〜ッ!と息を継いでいる。コレダ!ついに無呼吸症候群発見!すぐにインターネットで検索、いろいろ調べた結果歯医者さんで診て貰うと良いらしい。すぐさまかかりつけの歯医者さんに電話して事情を話し早々に予約を取り付けたと言う次第。私の場合一日だけの録音だが、10秒以上も呼吸が止まるというのはそう頻繁ではないので、自己診断だが重症ではなさそうである。しかし4時間半の睡眠中ず〜と酷いいびきが続いており、こんな風だったとは思いも寄らぬ事であった。調べたところによると、口腔内が狭いひとほど舌が気道をふさぎやすく、そのため呼吸が止まるのだそうだ。以前別の歯医者で治療していたとき、上下の歯全体を石膏で型を作ったのを見せて貰ったことがある。その時中年女性の或る患者の歯形と並べて、「あなたのは非常に小さいと言うことがよく解るでしょう」、と説明されたことがある。なるほど小さく、まるでそのご婦人の子供サイズなのだ。私は顎がほっそりとしていて、外見上も解るそうだ。俗に言うエラが張っていないのである。な〜るほど!よくご飯が口からこぼれるのはそのためだったのかと改めて納得した。起きたとき口がカラカラに渇いていることが良くあるが、これなども関係がありそうだ。それにしても何だか私は病気の問屋のようである。

投稿者 zuiryo : 11:22 | コメント (0)