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2019年12月31日

大晦(おおつごもり)

今年もいよいよ31日最後の日になった。1年間振り返って一番感じたのは体力の衰えで、足腰の弱り様は無い。特に左膝が痛くなり、正座は勿論、坐禅も組めなくなってしまった。これではもう禅僧失格である。しかし代わってやってくれる者がいないから、頑張らざるを得ない。格好は不細工だが、まだ頭はしっかりしている?ので、不十分ながらお役は全うしている。師家38年間、いい加減草臥れきた。ところで近年僧堂は野良猫の駆け込み寺になっている。冷たい雨がしとしと降る夕方、濡れた身体に腹を空かせてにゃ〜ごとやって来ると、餌を食べさせてあげないわけにはいかない。そうすると先方もあてにして、困ったときには必ずやって来る。以前は公園の近所のお婆ちゃん達がその役を担っていたのだが、厳しく取り締まられるようになり、喰いあぶれた野良猫の行き場が無くなった。そこでうちの寺に最後の望みを託してやってくるのである。いろいろ問題はあるのだろうが、腹を空かせ困り果てた野良猫を見ると、餌をやらざるを得ない。ところで最近猫の言葉がわかるようになってきた。周りの者は、それは気のせいで勝手に理解している積もりになっているだけでしょうと言うが、いやっ!解る!

投稿者 zuiryo : 13:19 | コメント (0)

2019年12月29日

運転免許返納

耳鼻咽喉科へ定期診療に行った帰路、二度もあわや事故寸前という目に遭った。二つともこちらの全面不注意、寺に戻ってしばし黙考!瞬間湯沸機の私は、即座に免許返納を決意した。思い立ったが吉日、清流プラザにある免許返納受付へ出掛けた。この日は何と返納者が20人近くも居て、結局1時間半もかかった。その足で市役所へ行き免許証返納の褒美を頂いて、尻尾振りながら帰ってきた。と、ここまではしてやったりと得意になっていた。ところが翌日からちょっと用事で出掛けようと思うと、足が無い。かくなる上は電動自転車だ。ところがこれがしんどいと言ったらないのだ。早まったり由良之助!!歩道を走っていてもヨロヨロとして危なっかしいたらありゃ〜しない!信号待ちをしていたら、フラフラッ!としてドテ〜ッ!とひっくり返って腕をすりむた。まるっきり感覚が鈍っているのだ!仕方なく今、境内参道で自転車乗りの稽古をしている。

投稿者 zuiryo : 13:32 | コメント (0)

2019年12月23日

灯夜(とうや)

早暁、臘八が無事円成し、その夜総茶礼があって、堂内で灯夜がある。隠寮辺からもお酒などが下がって、まあ大抵は大鍋に野菜や豆腐などを入れてぐつぐつ煮たものが堂内中央に置かれ、周りを囲むようにして集まって、飲み食いすると言うのが定番である。この日ばかりは上下の差別は無くなり、高吟放歌も許され、どんちゃん騒ぎをする。以前はこの時とばかりに日頃の恨みを晴らすため、乱に及ぶなどと言うこともあったが、近年は温和しくなって、同窓会的雰囲気となる。臘八中の緊張感も解けて、和気藹々、いつもと違った雰囲気である。緊張と弛緩、この落差の大きさが僧堂の特徴でもある。要はその時その時、一生懸命なら良いのである。

投稿者 zuiryo : 05:50 | コメント (0)

2019年12月22日

臘八無事円成

今朝午前3時、暁天坐喚鐘で8日間の臘八大接心も無事円成した。今年の寒さはさほどでも無く、もっと木枯らしが吹いて、雪でも舞えば良かったのにな〜と思った。私が修行中の頃は、洗面のための水が中心まで凍ったことが良くあった。典座へバケツを両手に提げて熱湯を貰いに行き、石をくり抜いた洗面石に注ぐと、忽ち冷めて、堂内員が使う頃には適温になっていた。温暖化で手が凍ることも無くなり、両耳の先っちょが痛くて堪らないと言うことも無くなり、万事ぬるま湯体質となった。寒けりゃそれで厳しい修行になるかと言えば、そんなことではないが、手足が痛いようになってくると、お互い気が立ってくるから、ちょっとでもボ〜としていると殴り飛ばされることになる。まあ今時こんなことをしたら忽ち師匠から抗議の電話がかかる。僧堂修行もその時代の風潮を背負っているから、単純に昔が良かったなどとは言えないが、血の気の多い若者が修行のために凌ぎを削ると言うのは尊いことだと私は思うのだが、さて現代はどうなのだろうか?

投稿者 zuiryo : 10:20 | コメント (0)

2019年12月20日

臘八中

15日からの臘八も後一日を残すのみとなった。僧堂に入って37回目の臘八である。まあ長年のことで慣れていると言いながら、年々歳をとるから、後半戦になると少々しんどい。そんなこと言ってられないのだが・・・。今年は隠寮の庭の紅葉は未だに葉がびっしりしがみついて、毎日パラパラと散る。例年ならこの時期には殆ど紅葉は散ってしまい、残りの僅かを正月前に掃けばそれでOKなのだが、今年はそうはいかない。年末の庭掃きが大仕事である。部屋から眺めている分には綺麗で良いが、後始末を思うと気が重くなる。野良猫のチビとチャイがこのところ毎日やって来て餌を食べて行く。竹藪に段ボールで猫の小屋を作ってやった。さすがこの時期の寒さは堪えるようで、夜になると利用しているようだ。

投稿者 zuiryo : 15:35 | コメント (0)

2019年12月15日

威風堂々

最近嘗て一時期飼い猫にしていた「チャイ」(身体の模様が茶色っぽいので)が暫く姿をくらまし野良修行の旅に出ていたが、このところ喰いあぶれたのか、ちょいちょい台所辺に餌を求めてやって来るようになった。その度に用意しておくと喜んで食べていった。そのうち寒さが堪えたのか、「クロ&タマ連合」の住処の部屋にヒヨィッ!とやって来て、ごろんと横になった。これにはクロタマも度肝を抜かれて、何だ〜一こいつ!と思ったものの、余りにもその堂々たる態度に気押されて、しばし茫然!どの社会でもこう言う堂々たる態度が幅を利かすものだ。その後の顛末や如何に?爾来山門に坐って獅子狛犬の如く門番をしていたタマは方針を大転換、自分達の住まい近くの石の上に坐って門番をした。しかしここもこの寒さでは辛い!陣地を守るのもタイテヤナイ!

投稿者 zuiryo : 15:37 | コメント (0)