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2015年06月28日

相撲部屋

半年ほど前から徹底して減量作戦を開始した。食べる総量を規制して、さらに運動をすれば間違い無しと考えた。僧堂は午前3時起床で1日が始まる。粥座の頃は腹ぺこである。そこでどさっと食べる。その後少々休む。以後一切食べ物は口に入れず、夕方5時夕食となる。日中は猛烈に腹ぺこになり、その間山歩きをするから、全身脱力とめまいに襲われる。しかしここで挫けたら元の木阿弥と思って頑張る。これを必死にやった。結果は何と太ってきたのだ。かかりつけのお医者さん曰く、それは相撲部屋ですだと。少しでも太りたいお相撲さんがやるやり方だというのである。身体の方が反応して、結果太るのだそうだ。お医者さんの言う良い減量方法とは、朝食1時間後、1時間山歩きをしなさいだった。今までの習慣が定着しているから、今朝は少々勇気が要ったが、しかし実行した。やってみれば早朝の山歩きは結構爽やかで気持ちが良い。あと肝心なのは継続である。何事も自分との戦いである。

投稿者 zuiryo : 21:04 | コメント (0)

2015年06月27日

書道

瑞龍寺に住職して直ぐに、ある人から墨蹟を頼まれた。そんなのを頼まれたのは勿論今まで無かったことで、当惑した。初めて筆を持って半折に向かった。書けども書けどもへたっぴーで、とても見られたもんではない。しかしいつまでも先延ばしにしておく訳にもいかず、1枚差し上げた。このときの恥ずかしさは忘れない。しばらくしてある高名な書道家の先生が教えてくれると聞き、早速そのグループに加えて頂いた。爾来30年以上ずっと稽古を続けている。最近雲水の古手が、書道を皆に教えて頂けませんかというので、今日第一回目の書道教室を開いた。まあへたっぴ〜ったらありゃしない。ミミズがのたくっているような字である。こてんぱんにこきおろすと、嫌になっちゃうだろうから、そこは上手にヨイショして、第1回目にしてはまあまあだね〜!で、終わりにした。最近は僧侶でもパソコンで拝表を書いたりという始末だから、そこそこ書けるようにしてやりたいものである。

投稿者 zuiryo : 16:13 | コメント (0)

2015年06月23日

婚活

嘗て日本では、どこの誰と結婚するかは殆ど親や親戚が勝手に決めて、本人はハイ!分かりましたで一見落着していた。これはお袋から直接来た話だが、式場で、私は一体誰と結婚するのだろうか?きょうろきょろしていたら、感じの良い年頃の相手が居たので、あの人かしら??、と思ったそうだ。やがて本番の式が始まり、横目でちょろっと見たら、別の人だったので、ガクッときたと言っていた。ほんまかいな?と思うような話だが、これ実話である。例えばお寺の和尚さんの相手も、殆ど周りが決めて、特に女性の方はいやも応もない。それでちゃんと旨くいって良い家庭を築いている。しかし今ではこんな話は殆ど無い。本人達の気持ちが何より優先で、今時こんなやり方をしたら人権蹂躙と訴えられる。しかし、良〜く考えると、昔のやり方にも一理あるような気がする。なぜなら、結婚してからもめて、ついに離婚という顛末は、断然現代の方が多いのだから。婚活で一番困っているのがお寺で、初っぱなから、お寺の世界は何も分かりませんので・・・で、頓挫、そこから話が前へ進まない。特に生真面目でいい男ほど、敬遠される結果になる。郷里の菩提寺の跡取り和尚さんもその典型みたいな人。ところが最近急転直下良いお嫁さんが来てくれることに成った。本当に良かったと安堵している。

投稿者 zuiryo : 18:01 | コメント (0)

2015年06月21日

朋遠方より来たる

第1と第3の日曜日、定期的に一般の方々を対象にした座禅会を催している。私の3代前からずっと続いている坐禅会で、予約無し、午前6時までにお寺に来て頂ければどなたでも参加できるという、いたって気楽な坐禅会なので、毎回平均20名ほど坐りに来る。中でここ3年ほど前から東京の国立から、第3日曜の座禅会に必ず参加される友人が居る。よくもそんな遠方からわざわざ来られるものだ。1時間半の坐禅・お粥の朝食・1時間の講座・雑巾掛け、これで散会。友人はそれから私と1時間ほどお喋りをして帰られる。大変な伊勢神宮信者で、前日にはよくお伊勢さんにお詣りされてから、岐阜市内の宿に泊まる。彼のもう一つの楽しみは、その日の夕食を必ず私の知り合いの割烹料理屋さんのカウンターで摂る。まっ、早い話が、そこで美味しい料理に舌鼓を打ち、悪友連れの時には、食後知人の紹介のカラオケで深夜まで歌いまくる。どっちかというとこの方が中心みたい。昔からお伊勢参りは遊ぶ口実だったそうだから、彼のこの遊行は、日本古来の伝統に則っているとも言える。

投稿者 zuiryo : 21:02 | コメント (0)

2015年06月20日

悪いことがあったら・・・

「悪いことがあったら、シメタ!と思え」、最近師匠のこの言葉がしきりに想い出される。師匠は大変個性的な人で、アクの強い人だった。人を押しのけてでも前へ出るタイプだった。私は今、講座で碧巌録を講じているのだが、私が修行中も講本はこの碧巌録だった。師匠はどの則でもいつも話すことは同じこと、「悪いことがあったら、シメタと思え!」この繰り返しだった。よく耳にタコ、と言うが、本当にそうだった。何十年経った今でも、この言葉が耳から離れない。雲水の頃は、またか〜!と、まるで呪文のようだった。それから歳月を経て、今な〜るほど!こりゃ真理だ!と、心に染みて思うようになった。ざっと見て、約十中八九は人生悪いことだらけだ。合間にちょっと良いことがあるくらい。だから悪いこと、困ったこと、頭を抱えるようなことが次々に襲ってくるたびに、師匠のこの言葉が蘇ってくる。言うのは簡単だが、実行できるようになったのは、近年のことである。だから50年以上かかったことになる。禅僧の真実の言葉は、実に奥が深いと思うのである。

投稿者 zuiryo : 03:10 | コメント (0)

2015年06月14日

坐禅とヨガ

2,3年前から市内のヨガ教室を開いている人から、日中1時間の坐禅と1時間のヨガにお寺を使わせて欲しいという話があったので、お引き受けしている。前管長の又玄窟老大師は長年ヨガをやっておられ、その為に85歳の今でも元気溌剌として、いつお目に掛かっても若々しいのに驚かされる。やっている所作を見ていると、悠長な感じなのだが、洗練されていて、合理的なのだそうである。親しい友人の一人も、何年もヨガ教室に通っていて、体調も良いと聞いた。一緒にやっている80過ぎのお婆さんでも、身体の柔らかいのには驚かされると言っていた。何事も直ぐ手を出したがる性格の私は、挑戦したいと思っているのだが、ヨガ教室は稽古日がきちんと決められているので、僧堂の行事と重なることが多く、断念している。老いると徐々に身体が硬くなって、日常の動作がカクカクしていて、矢鱈蹴躓いたりするので、あの柔らかな動きは良いな〜と羨望の眼で見ている。

投稿者 zuiryo : 14:34 | コメント (0)

2015年06月10日

検査病

私はどうも神経質に考える方で、身体のこともちょっと悪いと感じると、直ぐに医者に診て貰う。岐阜に来てからもう33年に成るが、ずっと毎年人間ドック精密検診2日コースを受けている。胃カメラ・直腸カメラも毎年、だから検査のベテランになった。胃カメラなどはもう慣れっこで、緊張感を除くために肩に注射をするのだが、途端にすやすや寝てしまい、検査が済み看護婦さんに肩を揺すられて目を覚ますというような具合である。ちょっと検査のし過ぎですよ、などと言う人もあるが、年一回の検査は常識と思っている。特に70歳を過ぎると身体もあっちこっち傷んでくるから、本当は年二回くらい受けたい感じである。まっ、人間死ぬときは死ぬので、今年限りで検査病から足を洗って、「間もなく死にます!」と宣告を受けたら、{ハイ!}と言って、さっさと身軽にあの世に逝きたいものである。

投稿者 zuiryo : 04:27 | コメント (0)

2015年06月09日

カンポの宿

昨日と今日一泊で、大阪府内のお寺の葬儀に出掛けた。まだ64歳で亡くなったのだから、悲しい葬儀だった。少し辺鄙なところなので、前日から出掛け、近くのカンポの宿に泊まった。小高い山の頂上にあり、周囲は鬱蒼とした森が広がり、終日鶯が啼いて、心地よいそよ風が吹き抜けている。先方のご厚意で特別室に泊めて頂き、部屋に備え付けの半露天風呂につかって、勿体ないような贅沢をさせてもらった。亡くなった和尚さんもその弟子もうちの道場で修行した方なので、同夏(どうげ)の者達が沢山手伝いに馳せ参じていた。引導法語を唱えているうちに、生前の和尚さんのことが想い出され、思わず涙がこぼれてしまった。さぞ無念で心残りのことも沢山あったと思うと、悲しさが胸に迫った。昨日から雨がしとしと降り続き、まるで天まで泣いているような気がした。

投稿者 zuiryo : 20:17 | コメント (0)

2015年06月05日

何事も・・・

知人で大変な読書家が居る。今回は宮城谷昌光著「三国志」を読破、読みませんかと言われ、ハイ!と答えてしまったのが運の尽き。数日前から単行本十二冊に挑戦中である。何せ次々に登場する人物名だけでも頭がパンクしそう、さらに難しい単語の羅列、権力闘争の修羅場の数々、余程頭がスッキリ状態で読まないと、訳が分からなくなる。多分自分で本を買って読み始めたら直ぐに挫折しただろう。人から借りた本だから、ともかく早く読んでお返ししなければならない切迫感、これが一番良い効果で、寝る間も惜しんで読書中。以前にも書いたが、この方はオペラの大ファン、ワグナーの「ニーベルングの指環」のDVDを貸して下さった。これも初めは半ば強制的に観ていた。延々10何時間、最後まで見尽くした。ところが何と観ているうちに魅了され、引き込まれ、ついにオペラの大ファンになってしまった。何事も自分の持っている力だけでは自ずから限界があるので、こういう人に外から背中を押して貰うと、思わぬ世界が広がるものである。

投稿者 zuiryo : 21:12 | コメント (0)

また、ろうそく温泉へ

昨日ろうそく温泉へ出掛けた。何回目かなので段取りも良くなってきた。10回通うと1回ただになるシールも徐々に増え、楽しみ。小さな浴槽なので4人も入ると芋の子を洗うような状態になる。大体老人が多く、同世代の人、自然に話が弾む。何とうちの近所の人が何人も居て驚いた。中でも健康の話は盛り上がり、いろいろ知識が増えてきた。世の中には本当に身体のことを考えている人が多い。ラジウムは癌に効能があるというが、腰痛などにも効果抜群と聞いた。ところが帰ってきてその晩から酷い腰痛になった。今朝いつもの中国鍼へ出掛けて、何とか静まったが、どうもこういうのもどこまで信用出来るか疑問。まっ、身体に悪いことはなさそうだから、余り大きな期待はせずに、何もなくて元々と思って、気長にやろう。

投稿者 zuiryo : 12:40 | コメント (0)