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2019年11月12日

僧堂の勉強

今日ある僧堂を出た和尚さんが用事で来られた。彼は私の出た僧堂の後輩にあたるので、遠慮無くいろいろ話をした。彼はその後転錫して、もう一つ別の僧堂でも修行をした。どちらも学校の講義形式の授業があって、それはそれで良い勉強になったと言っていた。確かに朝から晩まで作務ばかりで、薪を作ったり柴を束ねたりでは、身体は出来るが、頭は空っぽと言うことになりかねない。しかしこれが古来からの僧堂の伝統で、2・7・5・10の日はちゃんと講本を見ながら堤唱がある。これをきちんと守ってやっていれば、殊更に授業の日を設けなくとも事足りるはずである。その代わり決められた日はさぼらずに講座を設けなければならない。ここで重要なのは、禅僧としての境地を伝えて行くことである。一般的学問なら、世間へ出てから必要に応じて自分で勉強すれば良い。しかし境界(きょうがい)とか境地というのは、直接師の謦咳に触れて初めて伝わるものである。これを身体の中に染みこませ、それを我が境地として行くことが、僧堂修行の一番大切なところなのである。

投稿者 zuiryo : 15:27 | コメント (0)

2019年11月05日

葬儀の拝請

大接心中だが葬儀の拝請に二人和尚さんがやって来た。接心明けの翌日だそうで、休む間もなく出掛けることとなった。その為の法語などの準備で俄然忙しくなった。本音を言えば、大接心明けくらいは、ちょっと骨休めをさせてくれよ!と言いたいところだが、先方の都合もあるようで致し方ない。晩の参禅を聞いていたら、暗闇の中首の鈴をリンリンさせながらタマがパトロールから帰ってきた。自分のテリトリーには猫の子一匹入り込まさないと意気込んでいるのだ。元をただせば、自分もどこからかやって来た野良なのだ。当時既にいたクロの寛大な心により、また、タマの相当な厚かましさで、ついに住み込んでしまったのである。その過去も忘れて、最近「チビ」が典座辺の屋根裏に潜んで、餌を貰っているのを発見、爾来このパトロールが始まった。この恩知らずめ!

投稿者 zuiryo : 20:12 | コメント (0)

2019年11月02日

クロの日向ぼっこ

このところ良い日和り続きで、風もなく燦燦と日が降り注ぎ、ネコが日向ぼっこをするには誠に良い。クロは茶室の東向き濡れ縁で、お日様を一杯浴びて、気持ちよさそうにごろんと寝そべっている。至福の一時である。こういう時のネコは実に幸せそうな顔をしている。それを見ているこっちも幸せになる。さて住み着いた「チビ」はもっと小さい頃何度か怖い目を見たので、爾来警戒心が増して、誰を見ても一目散に逃げる。タマに噛み付かれたり、クロに追い回されたりして、よほど堪えたらしい。兎も角逃げる。骨身に染みたらしい。それは理解できるにしても、もと「野良」に、こうして毎日欠かさず餌を与え続けているこちらの気持ちも汲んで、もう少し慣れて欲しいな〜と思ってしまう。

投稿者 zuiryo : 10:23 | コメント (0)