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2015年06月23日

婚活

嘗て日本では、どこの誰と結婚するかは殆ど親や親戚が勝手に決めて、本人はハイ!分かりましたで一見落着していた。これはお袋から直接来た話だが、式場で、私は一体誰と結婚するのだろうか?きょうろきょろしていたら、感じの良い年頃の相手が居たので、あの人かしら??、と思ったそうだ。やがて本番の式が始まり、横目でちょろっと見たら、別の人だったので、ガクッときたと言っていた。ほんまかいな?と思うような話だが、これ実話である。例えばお寺の和尚さんの相手も、殆ど周りが決めて、特に女性の方はいやも応もない。それでちゃんと旨くいって良い家庭を築いている。しかし今ではこんな話は殆ど無い。本人達の気持ちが何より優先で、今時こんなやり方をしたら人権蹂躙と訴えられる。しかし、良~く考えると、昔のやり方にも一理あるような気がする。なぜなら、結婚してからもめて、ついに離婚という顛末は、断然現代の方が多いのだから。婚活で一番困っているのがお寺で、初っぱなから、お寺の世界は何も分かりませんので・・・で、頓挫、そこから話が前へ進まない。特に生真面目でいい男ほど、敬遠される結果になる。郷里の菩提寺の跡取り和尚さんもその典型みたいな人。ところが最近急転直下良いお嫁さんが来てくれることに成った。本当に良かったと安堵している。

投稿者 zuiryo : 2015年06月23日 18:01

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