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2012年05月05日

百足シーズンイン

いよいよムカデのシーズンに入った。山際に住むというのは早朝から小鳥がさえずり、ウグイスも鳴いて、それは良いものだが、唯一困ることは秋頃までずっとムカデが出没することである。ムカデも大型中型小型とあって、まっ、小型はどうっつことはない。中型も刺されると相当痛く腫れるが、これも自宅治療で何とかなるから心配は要らない。問題は大型である。背中は真っ黒、腹は真っ赤、長さも10数センチはゆうにあり、ザワザワと歩く足音が大きい。何せ百足と書くくらい足の数が多いから足音も相当なもので、黒光りした背中とこの足音を聞いただけでも身が縮む。これに刺されたらすぐに医者へ飛んで行って血清をうって貰わなければならない。マムシと同じである。こういう恐ろしい奴がうちの山にはうようよ這いずり回っていて、水を好むらしく梅雨になるとぞろぞろと出てくるのだ。以前は防御法がいまいち不完全だったために、就寝中雲水が刺されて大変な目にあった。最近農協に強力な粉末薬があって、これを段ボールで大量に買い込み、寺じゅうの土台まわりに線状に防御ラインを張り巡らすので、これを突破してくるものはいない。つい先日、早くもこの防御ラインの寸前で行き倒れになって、真っ赤な腹を出してひっくり返っているいる大型ムカデを見た。しかし問題はお寺は建物が多く、これらすべてを線状にこの強力薬で囲むのも、なかなか費用の居ることである。又ムカデの出るシーズンと梅雨が重なり、強力薬が水に濡れると効果が激減するため、撒くにもいろいろと工夫が要る。ネズミにはネズミ返しという良いのがあるが、ムカデにもムカデ返しというのを誰か考えてくれないかな~と思っている。

投稿者 zuiryo : 2012年05月05日 10:28

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