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2019年11月26日

先住さんの祥月忌

今日は先住老師の祥月命日なので、十人前後の、当時雲水でお世話になった和尚連中が集まって、お経をあげる。奇特なことである。私は伊深の出だが、当時お世話になった二人の老師の祥月命日などわざわざ出掛けたことなど一度も無い。勿論僧堂では雲水達がお経をあげているのだろうが、毎年その為に僧堂へ出掛けて供養のお経をあげるなど考えた事も無い。随分私の考え方とは違うものだな~と思う。それでは私は二人の老師のことなどすっかり忘れ去ったかというと、そんなことは無い。僧堂で日々雲水と暮らしながら、折に触れて往時を偲んでいる。つまりその忍び方が違うと言うことなのだろう。僧堂生活真っ最中で、老師のことはいつも想い出す。これが私の日常なのであって、改まって供養などいらない。

投稿者 zuiryo : 2019年11月26日 09:55

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