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2022年04月23日

鎌倉の一夜

先方のご厚意で、鎌倉市内の住宅地にある高級和風旅館に泊めて頂いた。嘗て鎌倉に住職していた頃、大変親しかった方の,津葬である。久しぶりに彼の寺に入って、懐かしい思い出で一杯になった。前晩には,彼の娘さんがわざわざ宿までお出で頂き、数人の仲間と共に会食した。この娘さんがまだ小学生くらいだったから、もう立派な大人の女性に成長されたのには,改めて驚かされた。遙か昔のことが怒濤の如く想い出され,涙が出るほど懐かしさで一杯になった。図らずも嘗ての友人が遷化され、それが縁になってこう言う巡り会いが生れたのは、故人のお引き合わせかな~!遷化されたのは不幸なことだが、その為にこう言う有り難くも懐かしい思いにしたることが出来た。亡くなられた和尚さんは、大変人柄の良い方で、私もこれから、この方のような心持ちで生きて行こうと思った。

投稿者 zuiryo : 2022年04月23日 18:37

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