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2021年12月15日

臘八大接心

今朝、午前3時から臘八大接心が始まった。1年間の総決算とも言うべきもので、雲水時代はこれが年明け1月15日からだった。一番寒さの厳しい時期て、手がしびれて、痛くて堪らなかった思い出がある。寒さもまだ12月ではさほどでもない。たった1ケ月の違いだが、さすが大寒の頃は冷え込み方が全然違う。ましてや山間部で、芯の底からジ~ンと痺れるような冷たさだった。今となっては遠い過去の思い出になってしまった。当時のことをふっと思い、この程度の冷たさなんかへでも無いな~などとほざいている。人間一度は究極の寒さや厳しさを味わって置くと良い。これを晩年になって、十年も二十年も続けてやる気はしないが、若い盛りに、一度は経験しておくのは良いことだ。私は幸い、今でもこうして僧堂で雲水と一緒に修行をする処で住むことになって、折に触れて、若かったときのことが、鮮やかに甦ってくる。何時までも忘れずに、思い返しては、良い経験を積ませて貰ったな~と、心の底から感謝している。

投稿者 zuiryo : 2021年12月15日 15:28

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