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2021年02月04日

節分豆撒き

過日炎上した山内寺院の後片付けはまだ終わらないが、僧堂行事もあり、ここらでひとまずお手伝いは終了にした。順番に制間暫暇となり、交代で授業寺にしばし帰る。僧堂内は静まりかえった。お天気も良いので消失の後片付けには好都合である。住職と家族には目の前の惨状を毎日見るというのも辛いことだろうが、耐え忍んで頑張らなければならない。ところで昨夜、晩開版後の節分豆撒きは例年通りにやったが、何せ人少なので、鬼の方から、イマイチ盛り上がりませんので、私の方も威勢良く暴れまくりましょうか・・・、と言ったかどうか知らないが、カラ元気だして、鬼のこん棒振り上げて、ドンドンドンと元気よくやっていた。雲水時代のこと、やはりこの節分豆撒きで、やたら張り切った鬼がいて、隠寮に居た老師の部屋を勢いよく障子が吹っ飛ぶほど力一杯明け放ち、雷鳴のごとき罵声で、「おにわ~そと~!といきなりやったら、間髪を入れず、バカモ~ン!と大声で老師に怒られてしまい、その場で平身低頭して鬼が謝ったという、笑えない話もある。まっ、雲水は何事も元気いっぱいが良い。尤も今年私は、隠寮は豆3粒、ご低声で頼むよ!と言っておいたので、知らぬ間に終わっていた。

投稿者 zuiryo : 2021年02月04日 12:48

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