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2022年07月28日

日々耄碌

私のドタマは日々耄碌して、それは酷いものだ。これで良く人間をやっていられるものだと,我ながら感心している。屹度周囲の者達は、「いや~!参ったな~!」と日々、格闘しているに違いない。年寄りくらい迷惑なものはないのだ。しかし解っちゃいるけでやめられないのである。人間そのものを辞めないから、益々周囲に迷惑を掛ける悪循環は続くことになる。このドタマ、外して付け替えたいくらいだが、人形じゃないから出来ないっつわけ。トホッホッ!である。まだこの自覚がいささかなりともあるうちは良いが、その内これもなくなり、遂には、俺のすることになんか文句でもあるのけ~っ!となっちゃう。もうこうなると手の付けようもない。このように先々のことを考えて行くと、暗澹たる気持ちになって、、もう、目の前真っ暗、とても人間なんかやってられない。私の場合は、日常周囲に話し相手がいるわけではないから、もう地獄に向かって駄々走りだ。トホッホッ!では済まされない。嘗て、鎌倉に居たとき,年老いた母と二人で暮らしていた。この母は、90歳近くなのに気丈で、チャキチャキしていた。まっ、それは良いのだが、あっちこっちへ買い物に出かけ、滅茶苦茶、やって来る。私が後からあっち行きこっち行き、頭下げまくるっつわけ。ついにお手上げとなり兄に身柄を引き取って貰った。一寸可哀想にも思ったが、仕方なかった。何十年も前のことが突然甦って、涙がこぼれるほど懐かしく、会いたいな~っ、会いたいな~っと思った。

投稿者 zuiryo : 2022年07月28日 13:48

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