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2022年01月02日

S師より電話

滅多に電話などしてこなかったM市のS師から、年末に師匠が亡くなり、急に後を継がなければならなくなったと、元気の無い電話があった。このお師匠さんとは、嘗て私が建長寺派に所属していた頃から交流があって、何時もご親切に季節の野菜など土地柄の産物を送って呉れた、大変奇特な方であった。私より年齢も少々若かったのではないかと思うが、急逝には驚かされた。人の一生は飯の上端の湯気のように儚いもの、と言われるが、本当にその通りだと、改めて実感させられる。特に自分の年齢に近い方の訃報に接すると、他人事とは思えない。明日は我が身である。歯が欠けるように周辺からポツリポツリと遷化の知らせが届くと、寒風が吹き抜ける心地になり、寒々としてくる。そう遠からず、今度はこっちからそう言う知らせをすることになるのだろうから。

投稿者 zuiryo : 2022年01月02日 14:54

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