« 頭がパ~ | メイン | 臘八接了 »

2020年12月20日

足が冷たい

足が氷のように冷たい。手ならこすって暖めることも出来るが、足はそういうわけにはいかない。しかも足が冷たくなると体全体も冷えてくる感じだ。部屋に戻ったらすぐに足袋をはく。ジ~ンと暖かさがしみ通るようだ。雲水時代私は一生分の冷たさを味わったから、これから以降の人生で足が冷たいという言葉は、私の辞書から削除と思っていたが、僧堂に来てからはそういうわけにも行かず、ある程度の冷たさは避けられぬ。まっ、それでも行事も終わって部屋に戻れば温かくなってくる。適度に冷たかったりまた温かったりの繰返しで、全体的には程よいバランスである。なんと言っても冬はこの寒さが修行には一番良い。もし日本の気候がハワイのようだったら修行にはならないだろう。寒いのは誰だっていやに違いないが、しかしこの寒さのお陰でピリッとした修行が出来るのだ。北風小僧の寒太郎ありがとう。

投稿者 zuiryo : 2020年12月20日 18:58

コメント