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2020年03月25日

尼僧のお寺

嘗て尼僧堂で修行していた者が、縁あって近くのお寺に入った。先日わざわざ挨拶に来てくれたので今日はその返礼を兼ね、どんなお寺なのか見に行ってきた。築10年以上経っているらしいが、まだ新築同様な新しさで、しかも尼僧のお寺には似つかわしくないほどの巨大な本堂にビックリした。早速上がらせて貰い本尊様にお経、その後庫裏?と言うか、本堂の一角の小部屋でお茶を頂き、お喋りをして帰ってきた。驚いたことに、巨大で立派な本堂に比べ、庫裏の余りにも小さく、お粗末なのにはビックリした。まるで物置小屋である。門前の他宗の信者さん方が寄付をして建ててくれたものだそうだが、住職の住まいなど殆ど考慮されて居らず、失礼ながら犬小屋に毛の生えたようなもの。この極端な考へ方に驚かされた。別に贅沢を言うわけではないが、ものには常識というものがあるではないか、と思った。建物を拝見しながらこの建物を建てた人々の心根の一端を垣間見り思いであった。

投稿者 zuiryo : 2020年03月25日 16:41

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