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2020年01月18日

ビジョン&ワークハード

ビジョン&ワークハード、これはノーベル賞を受賞された山中伸弥教授の座右の銘である。何のためにかと言う目標と実現するための努力、これが何より大切だというのである。科学の探究という分野に限らず、このビジョン&ワークハードは我々禅修行の世界でも言えることである。この心棒がしっかり出来ていない修行は何年続けても意味を成さない。そればかりか百害あって一利なしとなる。私はこう言う実例を目の当たりにしたことがある。山中教授のこの言葉をテレビで知り、目が覚まされる思いになった。他者に手を差し伸べる慈悲の心も、真のビジョン&ワークハードに依って立っていなければ、真の宗教者の行為にはならないと感ずる。一般には宗教家なら、それは当たり前でしょうと思うかも知れないが、そうなっていないのが現実である。わたしはこれを大変残念なことだと思っている。宗教の質を高めるためにも、これから宗教家となって修行する若者にも、まずこの心から出発して欲しいと願っている。

投稿者 zuiryo : 2020年01月18日 20:01

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