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2017年10月24日

面白い鳥

ある時、空に向かって「かあ〜かあ〜」と鳴いてみると、「カア」「カア」と鳴き返してきた。さてそんなカラスの日常の中心は食うことである。今日を生き抜き明日へと向かうためにはまず餌だ。どこでどうやって探すか。餌と社会は動物の知能に深く関わっている。例えばクルミ割り行動など、非常に高度な社会的知能を持っている。カラスは数々の神話に登場し、神の使いやトリックスターを演じる。半面、死の前兆として語られ、農業や狩猟の邪魔者となる。これはいずれもカラスの餌を探し餌を手に入れるための行動がもたらしたものである。毎朝のゴミ袋を巡る攻防戦や、繁華街で頭上を掠めるように飛び去るカラスに首をすくめる。だが二枚貝に閉じ込められていた世界をカラスがこじ開けて天地を開闢して以来、電柱の上でカアと鳴く今に至るまで、カラス自身がやっていることは何一つ変わっていない。ただ、明日のために今日も食う。(つづく)

投稿者 zuiryo : 2017年10月24日 19:37

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