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2016年12月24日

お寺の改築

20数年前、私は全ての伽藍を新築した。その大変さは胸の髄まで浸透して、今でも残っている。勿論その為に多くの信者さん方のご支援を頂いた。このご恩は今でも忘れない。さて近くのお寺で全ての伽藍を新築、来年落慶と新命の晋山式を目下大車輪で進めている。そのお寺を拝見に出掛けてきた。住宅街を抜けて少し坂道を登ると、裏山を背負い、本堂庫裏が目下工事中で、威容が聳え立っていた。住職は殆ど無檀に近い寺から徐々に檀信徒をふやし、漸く伽藍再建にこぎつけたのである。その地道な努力には頭がながる。いま寺離れが言われているが、それは世間の人が寺から離れているのではなく、期待に答える和尚が居ないためである。徒手空拳でも不可能を可能にしている和尚が此処に居るではないか。

投稿者 zuiryo : 2016年12月24日 17:12

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