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2016年11月10日

タマは変人

どこからか迷い込んだ野良猫なのだが、可哀想に思い餌をやるとちょくちょく姿を現すように成り、本人もこちらをあてにするようになった。布製の寝床を買ってきてやると、喜んで入って気持ちよさそうに眼を細めている。だんだん寒くなってきたので、古くなった毛糸のマフラーを敷き詰めてやると満足げである。しかし数ヶ月経って、落ち着いてよく観察すると、どうもタマは変人だ。気持ちよさそうに日光浴しているときは、お腹を撫でてやるとうれしがって思いっ切り伸びをするのだが、行動パターンが変!大体これ程親切にしてやっても、凡そ感謝のかけらもなく、側に行くと逃げ回る。お腹を撫でて伸びをして嬉しがっていたことと、結びつかない。呼びかけてもいまだに「にゃん」とも言わない。だからタマがどんな鳴き声なのか聞いたことがない。何とも可愛くない野良猫である。

投稿者 zuiryo : 2016年11月10日 10:34

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