« 参禅 | メイン | 平和祈願像 »

2016年07月15日

カラスの襲撃

うちは繁華街に近いと言うことと、裏に鬱蒼とした山が有るので、朝夕カラスが大集合する。とくに本堂の棟などは夕方、森へ帰るときの集合場所になっているのか、横一列、まるで飾りの置物のようである。ところが近年繁華街の柳ヶ瀬では生ゴミ回収業者に依頼し、暗いうちから片付けてしまうので、あてにしていた沢山のカラスは食糧難に陥ってしまった。つい先日も、隠寮の庭に突如として沢山のカラスが集まってぎゃ~ぎゃ~、喧しいったありゃ~しない。雲水に聞いてみると、森に徘徊するリスを襲っては食っているのだという。本堂の前にもよくリスの死骸が見受けられるという。まっ、カラスも生きんがために必死になっているわけで、カラスばかり責めるわけにも行かない。さて人間世界では弱者救済、手厚いケアーが文明度の物差しになっているが、何事も行き過ぎると、その為に他の所にしわ寄せが来て、これも又新たな問題になるという例もある。要はそのバランスである。先日もテレビで報ぜられたのを見ると、抗ガン剤が次々に開発され、高価なものでは1ケ月の注射代が1800万円にもなるという。本人負担は保険により上限が決まっているのでわずかだそうだ。しかしこのまま行ったら保険制度そのものが破綻すると危惧されている。ではどこで線を引くかである。なかなか難しい問題である。医療制度全体のほどよいバランスなのではないかと思う。イギリスは昔から社会保障制度が充実しているので有名だが、例えば医療も全てただだが、実際には猛烈な人で、まともな医療は受けられない。そこで一般的には個人で保険会社・医者と契約して診療を受けている。極端に行けば日本もいずれそうなるのではないかと危惧する。

投稿者 zuiryo : 2016年07月15日 09:13

コメント