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2016年06月24日

相続大難

伝統を継承していくことはなかなか難しい。我々宗門においても、格式のある寺を、次世代の者に相応の力で護持してもらうことは、困難を極める大問題である。相応しい後継者を育てたか、育てられなかったのかで、その人間の軽重が問われる。一代だけでは駄目だ。これは本人の責任とも言えるが,良き縁に巡り会えたか会えなかったかということもある。では良い縁に恵まれるのにはどうしたら良いのだろうか?これが解れば苦労はしない。宗門を見渡すと,不思議に良い人材に恵まれる羨ましい限りの人も居れば、私のようにぜ~んぜん駄目という者もいる。この差は矢張り「徳」だろうかと思う。そう考えていくと、なるほど、私にはその徳がないんだと、認めざるを得ない。くやしいな~!

投稿者 zuiryo : 2016年06月24日 21:14

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