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2016年03月28日

オペラ

岐阜は能や謡曲の盛んなところで、趣味の域を超えるくらい一生懸命お能に精進されている方、又謡曲も幾つかの同好会があって、盛んに活動している。嘗て私も誘われたことがあったのだが、お経を大きな声で読みすぎて、声帯にポリープができて手術した。以後、声を張り上げることは禁物となり、ご無礼している。何かお祝ごとがあると、宴たけなわ、有志の者何人か登場して、必ずその会に相応しい謡曲が謡われる。男性の朗々とした声が響き渡り、実に良いものである。又能も盛んで、友人は還暦を記念して能楽堂で能を舞った。又自宅に能稽古のための舞台まで作られる方も居る。と言う土地柄で、オペラ(西欧版お能)に大変凝って居られる方がいる。西洋と東洋の違いはあるものの同じことである。オペラと言えばオーストリア・イタリヤ・ドイツなど、素晴らしいホールがあり、演奏会も盛んに催されている。特に親しくさせて頂いている方がオペラ通で、あるとき「ニーベリングの指環」のDVDを是非見て下さいと貸してくれた。全巻見通すと十何時間になる大作で、実は私はさほどオペラが好きというわけでなく、義理で見始めた。ところが見ているうちに引き込まれ、寝るのも忘れて見通した。以来すっかりオペラにはまった。今秋、東京會舘でアダム・フィッシャー指揮ウイーン国立歌劇場の「ワルキューレ」が公演される。誘われたので泊まりがけで出掛けることにした。そこで予習をして置いた方が良いと思い、「ワルキューレ」、これだけでも約5時間かかるのだが、DYDを見始めた。オペラは何と言っても歌手の「声」である。まあテノールの素晴らしいったらない!

投稿者 zuiryo : 2016年03月28日 05:01

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