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2015年12月23日

臘八大接心無事円成

15日午前3時から22日未明の暁天坐喚鐘まで、恒例の臘八(ろうはつ)が無事終わった。真夜中約3時間ほど一息付けるが、それ以外はずっと坐り続ける接心である。終わって一転、昨夜は冬至灯夜、午後6時の総茶礼後は、深夜にいたるまで大いに飲めや歌えの大騒ぎをした。知らない者なら、こりゃ一体何事ぞ!と言うところだが、これが古来からの僧堂流儀である。まあその差の激しいことと言ったらない。近年は近くの会下(えか)の和尚連中が雲水のために、ご馳走を沢山差し入れてくれる。ありがたいことである。明けて今朝はゆっくり休ませて貰い、爽やかな目覚めというわけ。「尺取り虫の屈するは伸びんが為なり」という言葉があるが、まったくその通りで、やるときは徹底的にやり、休むときは徹底的に休む。このけじめが僧堂である。年賀状も書き終え、明日からは部屋の年末大掃除が始まる。寒いときだからこれも楽じゃないが、あっちこっち綺麗になると、何だか良いお正月が迎えられそうな気持ちになる。

投稿者 zuiryo : 2015年12月23日 11:43

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