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2015年05月01日

老顔

私も73になったのでぼつぼつ死ぬ準備をしておこうと考えた。まず頂相(ちんそう)を画家に頼もうと思い、知り合いの画商さんに相談すると、うちともご縁のある大変高名な作家にお願いできることになった。そこで資料作りを始めることになり、代々伝わる頂相の中から選んで写真を撮った。昨日はプロの写真家に来て貰い、私の正装した姿を撮って貰った。特に顔の部分は重要であると言うことで、バシャバシャ!撮りまくった。さすが専門家のはカメラ自体も全然違い、即パソコンに取り込み、私も見せて貰った。びっくり仰天!した。私の老いさらばえた老顔がもろに映し出されていた。自分の顔を見るのは朝、顔を洗うときちょっと見るだけで、じっと見つめることなどない。それが今回まともにじっと見てみると、まあ酷いったら酷い、老人顔なのだ。「エエッ!これって私の顔?」と言うと、知人の画商さんは、「そうですよ!この顔です!」だと。唖然としてしばし言葉を失った。嘘偽りなく、もろに73歳の顔なのである。爾来急に歩き方まで勢いがなくなってきた。

投稿者 zuiryo : 2015年05月01日 16:22

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