« 汝、我らの中に語る声を聞け | メイン | ハクビシン(白鼻心) »

2014年10月25日

脳の不思議

3年前、ひょんな事から自分が睡眠時無呼吸症であることを発見、爾来寝るときはいつも強制的に気道を広げる機器を装着して寝る。人は、煩わしいでしょう!と言うが、それが何ともない。むしろ実に心地よいのである。耳鼻咽喉科で一晩検査入院して、無呼吸状態がどの程度なのかを調べたところ、超重症であることが判明、なんと1分4秒も呼吸が止まっている事が解った。そんな状態で人間は死なないのですかと尋ねると、絶対に死にませんと医者から言われ安堵した。何故と問うと、それは脳が反応して強制的に酸素を血液中に送るからだという。そのとき脳の不思議な働きに驚き、睡眠時の脳はどうなっているのか調べてみた。そもそも人間は何故眠るのか?ひとくちに睡眠と入っても、レム睡眠とノンレム睡眠がある。それぞれ働きが違う。レム睡眠は殆ど覚醒状態に似ており、ノンレム睡眠は記憶の強化と言われている。簡単にいうと、脳は使いすぎるとオーバーヒートするので、不要な働きを一度アイドリング状態にするのだそうだ。丁度店を改装するとき一端営業中止するのと同じである。だから眠るというのは非常に重要な役割を果たしているのである。何だか居眠りばかりしているとサボっているように見られがちだが、これからは胸を張って、目下新装開店前の準備中で~す!と言ってやったらいい。何でもそうだが使いすぎると、破綻する。脳も同様で、無駄を省いて整理整頓する必要があるから眠るのである。眠るのも目下勉強中なのである。まだまだ調べれば調べるほど興味が湧いてくる話で、脳の世界は誠に面白い。

投稿者 zuiryo : 2014年10月25日 14:29

コメント