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2013年07月17日

ある方から、自分の病気のことを、あっちが痛むとかこっちが悪いだとか、そういうことは人前でぺらぺらやるもんじゃないと指摘されたことがある。ごもっとも!そんな話は他人にとってはどうでも良いことで、聞きたくもないことを聞かされる身にもなってみろ!というわけである。こういうのは身近な家族の間なら話は別で、大いに話題にして、お医者さんに行ったらと勧められたり、ぐずぐずしていると返って叱られる。しかし家族を持たない私には、そういう指摘をしてお医者さんへ行くよう勧める人は誰一人居ない。そこで一人二役で、もう一人の自分がいつも自分の健康状態を監視している。まっ、早い話が小心者っつわけ。一方では病気のことなどほとんど眼中になく、未だ嘗て薬一つ飲んだこともないという羨ましい人も居る。さて今日、耳鼻咽喉科で喉を内視鏡で診て貰った。20年前声帯にポリープができて手術をして以来、定期的に喉頭がんを疑い検査しているのである。診察結果は大変良好と言われ安堵した。どうしましょうと言われたので、うがい薬でも頂きましょうかとお願いした。声を出すのが仕事の私たちには、しゃがれた声ではお経の有り難みも減るので、普通の人以上に気にするというわけである。70歳を越えたあたりから、体のあらゆる部品がぼつぼつ耐用年数を過ぎて、車ならそろそろ買い代えなければならない。しかしその一方で80半ばを過ぎてなお矍鑠として活躍されている方もおられるので、私なんぞまだ小僧っ子、部品が少々傷んだからと言ってがたがた言ってられない。

投稿者 zuiryo : 2013年07月17日 11:27

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