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2012年10月30日

ワイン

私はアルコール類はあまり強い方では無く、精々日本酒で1,2合という処、酩酊して前後不覚になったなどと言うことはない。友人で酒が好きで、ついにはアルコール中毒症になったのが居る。こう言うのは飲まずには居られないようなことがあるから、酒の力を借りて憂さを晴らしていると言うことなのだろう。これはあまり頂けないが、そう言うのでは無く親しい仲間と上等なワインを飲みながら、ぴったりの料理を頂くというのは食の醍醐味である。昨夜知人の誘いでそういう楽しい会に行ってきた。集まった8人が全員ワイン党で、まあ、詳しいったら無い。皆お勧めのワインを持参し、コックさんはそれに合わせて料理を作るという何とも贅沢な会だった。様々な赤ワインが注がれ大きなグラスが横一列に並んだ。「これはもうちょっと置いて、香りが立ってきてから飲みなさい」「こっちのはこの料理に・・・」。などと言われているうちに、頭の中がぐちゃぐちゃになってどれがどれやら解らなくなった。で、無視して片っ端からぐいぐいやった。口の中がいろいろなワインで充満し、無理して飲んだから頭がぐるぐる回って、ますます解らなくなってしまった。美味しいワインを味わうのも修行が居る。私のような者にはだいたいこういう上等なのは勿体ないのである。翌日はワインが胃袋に残っている感じで、粥座もイマイチ美味しくなかった。何事もほどほどが良いのである。その時ふと思ったのだが、日本くらい食に贅沢な国は無いのでは無いか。勿体ない話である。

投稿者 zuiryo : 2012年10月30日 16:34

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