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2011年09月20日

富士山麓の別荘

昨年までは9月3連休は木曽御嶽滝行が定番だった。しかし滝行20年を節目にして卒業することにした。まだあと何年続けても良いようなものだが、滝の直下に入って激しく頭を打ち付けるので、この辺が潮時と決め引退した。それまでの仲間も皆一斉に引退するというので、折角永年交友を温めてきたので、引き続き会いましょうと言うことになり、「無水会」と名付けて、1日目が友人の別荘で、2目は河口湖畔の宿での集まりとなった。私は別荘などと言うところへ行ったのは初めてで、興味津々だった。河口湖町の中心から20分ほど富士山麓の鬱蒼とした森の中に入ったところにあった。彼の家は元々材木屋さんだったから、建築資材はお手の物、贅を尽くした建物であった。夏でも相当涼しいところだから、床は全て暖房されていて、風呂は森林を眺めながら、バーベキュー専用スペースもあり、至れり尽くせりである。深夜に至るまで大いに呑み、食い、お喋りをして楽しい一時を過ごすことが出来た。翌朝は一人で森の中を散策、帰りが余り遅いので、迷子にでもなったのではないかと心配して、車で迎えに来てくれた。10時半出立、河口湖畔の辻が花美術館を見学、うどんを食べてから早々に宿に入った。目の前が湖、その向こう遙かに雄大な富士山が聳えている。この時期は雲に隠れることが多いそうだが、幸いなことにバッチリ見ることが出来た。縁に足湯や露天風呂が設備されていて、飽きずに富士山の美しい姿を眺めた。幹事役が下見をして、良い部屋を取ってくれたのである。やがて夜も深まった頃、月が煌々と輝き、久しぶりに大空を見上げ、贅沢を満喫した。「縁を択ぶ」という。お互い不思議な巡り合わせで、こんな楽しいひと時を過ごすことが出来たのは、良き縁を択んだ結果だと改めて感じた旅であった。

投稿者 zuiryo : 2011年09月20日 21:37

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