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2011年07月17日

緑のカーテンその後

先月早々にプランタンや堆肥、ゴーヤの苗を買いそろえ、居室のまわりに植えた。今ではすっかり成長して、軒にからみつくまでになり、まだはい登る勢いである。毎朝の水やり定期的な施肥と、万端怠りなく手入れをしているから、葉っぱもびっしりと茂り、当に緑のカーテンになった。その上ゴーヤの実が次々になり、みるみる大きくなって収穫の時期を迎えた。ところがサイズは申し分ないのだが、表面のつぶつぶが小粒で、しかも実自体がしなしなで、色につやもなく、美味しそうではない。だから私は食するのを遠慮して、雲水の味噌汁に入れている。猛烈に苦いと言うから、ゴーヤの性質は変わり無さそうだが、期待していただけに少々がっかりだ。一口にゴーヤと言っても種類があるのかも知れない。来年はもう少し研究して、折角なら美味しい奴を作ろうと思った。さて今日は第3日曜日、光陽会坐禅の日である。今回はいつもの参加者に加え、東京方面から二人、九州福岡からも一人参加した。よくも遠方よりはるばる遣ってきたものだ。また市内で初参加の方が居られ、ブログを見て参加されたのだが、犬の散歩の途中で参加と言うこと。おとなしい犬ですから、どこか隅っこにでも繋いでおけばご迷惑お掛けしないと思いますと言う。こういう例は今までなかったが、私も犬が大好きなので愛犬家には少々甘く、結構ですと申し上げた。講話も済んで会員が雑巾掛け中に、繋いである台所へ、その犬を見に行った。小さな可愛らしい洋犬で、手を出したら、「ウ~ウ~!」、と唸った。見ず知らずのところへいきなり連れてこられ、大の雲水連中が前を右往左往するから怖くなったのだろう。それは兎も角、連日この暑さには参った。これからが本番なのだから今からそんなことを言っていたら、8月は乗り越えられないと心配している。春に掛搭した雲水で、鎌倉から遣ってきたのが居るのだが、何が大変か?と聞いたら、この狂気的暑さですと言っていた。ごもっとも!私も約8年間、鎌倉に住職していたことがあったが、鎌倉の中でも特に涼しい地域で、通称「鎌倉の軽井沢」と言われていた。勿論クーラーなどは使ったことがなく、扇風機さえちょっと回せば直ぐに止めるほどである。岐阜へ遣ってきた10年間は暑さ負けして、9月はぼ~と、抜け殻のような日々を送っていた頃のことを想い出した。山紫水明の実に良いところなのだが、この暑さが玉に瑕である。

投稿者 zuiryo : 2011年07月17日 20:27

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