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2011年05月04日

友遠方より来たる

ゴールデンウイークの混雑の中、わざわざ鎌倉から知人がご夫妻で訪ねてきてくれた。もう30年近く前にたった7年半ほど住職していただけだが、嘗て住んだ土地からこうして人が訪ねてきてくれるのは本当に嬉しいものである。いろいろ話しながら当時の鎌倉のようすが目に浮かぶようだった。奥さんとは初めてお目に掛かったわけだが、それが何と聞けば、嘗ての寺と関係のある家の方で、一層親しみを感じた。人のご縁というのは誠に不思議なものだと改めて思った。奥さんは私のブログのフアンだそうで、早速愛犬ハチの死をお悔やみ頂いた。今でも散歩に出掛けると町内の顔見知りから、ハチが死んでお寂しいことですね~、と声をかけられる。多分私が死んでも、ハチほど思って貰えないのではないかと思う。最近も私のもとで修行していた者が何人かでデジタルホトフレームをプレゼントしてくれた。これは机に立てかけておくもので、ハチの写真を何枚か記憶させると、自動的に画面が変わって、いつもハチを見ることが出来るというすぐれもの。普通の写真違ってテレビ画面のように光っているので、とても良い感じである。いつまでもめそめそ死んだ犬のことを書くのは、憚れることだが、いまだに想い出しては、くしゅんとなっている始末である。先月末に宮城県方面へボランティアで出掛けていた雲水達が夜帰ってくる。早朝お世話になっていたお寺さんの後片付けをして、あちらを午前9時頃には出立するという連絡があった。この時期で途中道路も相当混むだろうが、無事帰山を念じている。

投稿者 zuiryo : 2011年05月04日 15:25

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