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2011年01月19日

雪解け

今朝も最初はちらちら小雪が舞って、空はどんより重苦しい雲が垂れ込め、またかよ~!と思わず舌打ちした。しかし、午後になって急速にお天気は回復し、温かな日差しも差し込み、雪も一気に溶けた。道路には殆ど雪もなくなり、一部北側の歩道に残る程度になって、随分歩き易くなった。気持ちいいお天気なので午後も散歩に出掛けた。せっせと歩き出すと汗が噴き出て、分厚く着込んだ上着を1枚脱いだ。手袋も要らなくなり、ポケットはマフラーや手袋など不要品でぱんぱんに成った。寺の境内はこういう街中の様子と違って、山沿いのため雪の吹きだまりで、庭は30センチほど、どっさり積もったままである。全部溶けるにはまだ数日かかりそうだ。可愛そうなのは小鳥たちで、雪に埋もれた地面に餌を啄むことも出来ず、必死に探し回っている。何年か前だったか、お米を撒いてやったことがあったが、白い雪の上に白い米では全く目だたず、結局駄目だった。そう言えば久しぶりに野良黒が台所にやってきた。さすが食料難に陥ったのか、餌をねだりに来たのである。いずれにしても動物たちには厳しい季節になったものだ。この間テレビでヒヨドリが北海道から津軽へ海上移動する様子が報ぜられていた。はやぶさの襲撃を必死に交わし、海面すれすれを命からがら飛んで行く姿には。思わず、「がんばれ~!」と声を掛けたくなった。うちの庭にも良くヒヨドリが来て、メジロやセキレイなどの小型の鳥を蹴散らすようにして水浴びをして行く。だから憎たらしい鳥だな~と思っていたが、あの映像を見てからちょっと同情的になった。それぞれ皆必死に生きているのだと、改めて思ったからである。

投稿者 zuiryo : 2011年01月19日 20:30

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