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2010年11月07日

朋遠方より来たる

今日は恒例の光陽会坐禅、わざわざ東京より2人の友人が参加するため泊まりがけでやって来た。終わってからご感想はとお尋ねしたら、大変満足されたようで、主催者としては嬉しい限りであった。うちの坐禅会は3代前の老師から続いているもので、既に60年以上にもなる老舗である。一般的には本堂の畳の上での坐禅になるのだが、専用の禅堂を持っており、坐って頂く方々には大変好評である。坐禅は3尺四角のスペースがあれば何処でも坐れるわけだが、矢張り禅堂で坐る雰囲気は代えがたいものがあり、一般の方々にもそれが解るようだ。ところで友人は私のブログのフアンでもあり、ハチが死んでしょんぼりしている私を励ましに来てくれたということでもある。持つべきものは友で、墓前のお供えに、「やまさのちくわ」を持ってきてくれた。これはハチの大好物で、元気な頃は近所のハチ大フアンの方が、いつも待ってましたとばかりにちくわをご馳走してくれた。ハチもその家の前に行くと、出てくるまでじっと動かなくなった。「ハチ!黙っていたんでは来たことが解らないから、ワン!と吠えな。」と言ってやるのだが、ただ黙っていつまでも待ち続けた。小さい頃から犬なのに吠えないで、お喋りをする。ええっ!犬がお喋り?と人は言うが、長年つき合っていると結構ハチの話が分かってくる。12日がハチの忌明けで、雲水とハチのフアンとで、ささやかな法要を勤めて、気持ちに区切りを付けたいと思っている。友人の坐禅会参加から話が横にそれてしまったが、好天にも恵まれ、また来ますからと言って、喜んで帰っていった。

投稿者 zuiryo : 2010年11月07日 20:06

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