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2010年09月08日

颱風直撃

以前ハチが崖に巣を作らなかったから、今年は岐阜に颱風はやって来ないと書いたが、何と台風9号が岐阜を直撃、目が大垣を通ったということである。最初の予報では能登半島当たりに上陸、その後東北方面を通過と言うことだったので、ハチのご託宣は当たるわい!と安心していたら、急に角度を変えてこの有り様、すっかり自信を失ってしまった。ところがいつまで待っても、何処に颱風があるのだ!というようなもので、雨も少々降っただけ、風に到ってはそよともふかない。またまた自信を取り戻し、やっぱりうちのハチは正しかった。しかし直撃されて殆ど木々の葉も揺れないという颱風も珍しい。兎も角被害ゼロで目出度しだったが、夜のニュースを見ると、関東甲信越地方では猛烈な雨で、濁流に車が何台も押し流されたり、木にしがみついて難を逃れている人が居たりで、大変なことになっている。直撃されたこっちは何もなくて、遠く離れたところで酷い被害を被るというのも変な颱風だった。ところで話は変わるが、私より5つ位年下の方で、最近軽い脳梗塞に襲われ目下治療中の友人がいる。大事に到らずほっと安堵の胸を撫で下ろしたわけだが、後遺症で声がかすれ、気管支に水分が入ってしまうらしい。徐々に回復しつつあり、脳のMRI診断を時折する程度で納まっているようである。私も毎年年末にMRIを受けているのだが、友人はどうも閉所恐怖症気味のようである。初めての時、狭いドラムに頭から入り、ガラガラ・キンキン音がした途端、棺桶に入って焼き場の釜に入れられる気がして、思わず緊急停止ボタンを押したそうだ。係の人が、「どうしましたか!」と、飛んできたので、「何だか変な気分になってしまいましたので。」と言うと、「では止めましょうか?」と言われたが、止めるわけにもゆかず根性を決めて再度挑戦、何とか検査が終了したという話しであった。しかしMRI検査で棺桶に入ったようだという連想も可笑しかった。私何ぞは鼻歌交じりで、イヤホンから聞こえる音楽をハミングしながら、実にゆったり気分で終わった。人によって随分違うものだと始めて解った。

投稿者 zuiryo : 2010年09月08日 20:05

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