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2010年01月05日

癌の事について既に何回か書いてきたので、またか、と言う感じだが、年末年始に掛けてNHKテレビで度々取り上げられた。国民の半分は癌に罹り、その3分の1は死ぬと言うのだから、今や癌は単なる病気の一つと言うだけではなく、国民的大問題である。それが職場にも影響を及ぼし、個人的問題に止まらなくなってきたのである。現在分かったことは、いかなる方法を以てしても、癌は治らないと言うことである。様々な抗癌剤も結局直ぐに癌の方がそのうわ手を行ってしまう。そもそも本来人間を守るべき免疫細胞が、何と癌の手先に変身して、癌の増殖に手を貸しているのだという。まったく開いた口が塞がらない。癌そのもののゲノムを解読し終わるのには、これからどの位掛かるか予想も出来ないのだそうだ。ある学者は早くて100年後という。癌は調べれば調べるほど正体が分からなくなるのだ。ここまで聞いてきて、私などは早や絶望の淵に佇んでいる。だからそう云うことは考えないのが一番良い。私の知人で、検査は一切しない、生きられるだけ生きればそれで結構と達観した方がおられるが、小心者の私などは爪の垢でも煎じて飲みたいくらいだ。どうもこの生き方が一番合っているような気がしてきた。

投稿者 zuiryo : 2010年01月05日 20:43

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