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2009年11月05日

癌とガン

近頃癌で亡くなる人が実に多い。私の周りでも何人か亡くなったが、全て死因は癌である。どうしてこうも癌なのか、ある人と話していたら、それは冷たいビールを飲むからだと言う。確かに一理ある。冷蔵庫の普及と暖房の完備で、氷のように冷えたビールを真冬でも飲むようになった。例えばこれが真夏だとしても、ビールの味も分からなくなるほど徹底的に冷やしたビールに、さらに凍らしたコップで呑むなどと言うのは、どこか間違っている。何でも冷たければいいというものでもあるまい。気の利いたところではわざわざ井戸水でビールを冷やして出してくれる。夏ならこれくらいが丁度いい加減の冷たさで、ビールの味も一段と良くなると言うものだ。兎も角ビールに限らず身体を冷やすものを食べるのは良くないようだ。他には食品の添加物が挙げられる。1週間以上も持つ豆腐など従来では考えられないことである。ものの本によると、中でも明太子と蒲鉾が一番添加物が多く、ミートボールなども、何十種類の添加物まみれの食品だそうだ。我々素人に全く想像も出来ない話で、本を読んで唖然としたことがある。一品目でもこれだから、それを幾つも重複して食べ、然も日々積み重なれば、どう考えても身体に良いことはないし、何らかの悪影響を及ぼすだろうと言うことは誰でも想像がつくことである。さてその癌だが、年間何十万もの命を奪う恐ろしい病気は日本人の二人に一人は罹ると言われている。今、世界中で最も危険な地域と言えばイラクとアフガニスタン、パレスチナガザ地区を思い浮かべる。いつ弾丸が飛んできて殺されるか分からないところだが、しかし考えてみると、こんな危険地帯といえども、二人に一人がgunでやられるわけではない。してみると日本で暮らす方が余程危険極まりないことになる。姿なき形なき目には見えないガンが激しく飛び交う中を、我々は知らん顔して歩いているのと同じである。イラク開戦以来死んだアメリカ兵が三千人以上と言うが、日本では年間何十万人も癌で死んでいる。自殺者も三万人以上もいる。こういう日本は世界中で最も危険地帯なのではないかとさえ思われる。表面的には平和そのものの中で暮らしている様に見えるが、その実体は崖っぷちの際どいところで生きているのである。

投稿者 zuiryo : 2009年11月05日 14:41

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