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2009年03月06日

漢太郎

我々は時に応じて偈頌(げじゅ)と言うものをつくる。いわば漢詩である。戦後教育で育った者にはこの漢詩が大の苦手で、兎も角語録・祖録に少しでも多く目を通し、語彙を増やすことが何より肝心。人によってはその勉強がとても好きという人もあるが、私のようにちょっと苦手という者もいる。詩を作るためには幾つもの約束事があり、さらに平仄や韻をふまねばならない。ベテランは平仄などでも直ぐ解るという羨ましい人もいるが、私などはいちいち平仄辞典を繰っては、この字が平なのか仄なのか当たらなければならない。これだけでもうへとへと、頭はパンク寸前となる。そんな折り、近年漢太郎というソフトが出来、漢字を入力すると即座に平仄も韻も表示されるという優れもの。専ら便利に使わせて頂いていたのだが、最近パソコンを新調しマイクロソフトビスタにした途端、使えなくなってしまった。XP対応ソフトのため駄目なのだそうだ。そこで今日はそのソフトを開発した当人に寺まで来て貰い、使えるようにして貰った。この方は1時間くらい離れた所のお寺のご住職で、格別便宜を図ってくれたのである。いや~ありがたいのなんのって、目の前がぱっと開けて、まるで春の明るい日差しが差し込んだよう。とまあ、極めて個人的な、さでもない話で誠に失礼仕りました。ところでパソコンにウイルスが侵入するのは常識で、ノートンセキュリティーソフトで防御してはいるものの、それで充分というわけでもないらしい。そこでUSBメモリーに、失っては絶対駄目というものを記憶させた。1ケ月に一度くらいは記憶更新させて置いた方が良いという話。今まで何もやっていなかったのでこれで一安心である。いい加減固まってきた頭には、パソコン操作をいろいろ覚えるのも楽じゃない。とほっ!

投稿者 zuiryo : 2009年03月06日 15:42

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