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2007年10月26日

日々好日

10月はいつものことながら慌ただしい。開山忌・講中斎も終わってほっと一息ついたら、次々に用事が出来て大忙しである。今日も檀家の葬儀、享年90歳だから、年齢に不足はないが、お寺へも良くお出で頂いた方なので、引導の時、思わず胸がいっぱいになってしまった。生憎の雨模様、お詣りの方々にもご苦労お掛けした。帰山後は毎月寄稿している茶道誌の原稿書き、今日は来年12月掲載分を書き終えた。この位余裕を持って書いておかないと、小心者の私は慌てだしたら気が動転して、頭がぐちゃぐちゃになってしまう。29日に秋季祠堂斎があり、31日は隔宿諷経・総茶礼で、いよいよ入制大接心である。いつもの通りで、何も変わりはないのだが、冬の修行期間に入ると思うと、矢張り緊張する。世俗の苦労は何もせず、坐禅修行だけしてさえいれば世の中送れるなんて、贅沢の極みである。いつも思うことである。

投稿者 zuiryo : 2007年10月26日 21:23

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