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2007年07月31日

たぬき

午前中少々用事で外出、昼近くに帰って居室の廊下に差し掛かったら、縁の下から狸が一匹出てきて、ばったり目があった。お互いにらみ合うことしばし、向こうさんも動く気配がないので、石を投げる真似をして脅かしたら、そそくさと山へ退散した。しかしこの狸、やせ細って毛はボロボロ、何とも哀れっぽい。余程食糧事情が逼迫しているのだろうか。狸の腹鼓で、コロコロしたのがたぬきには相応しい。ところで、市街地はかつての小川は全て暗渠となり、道路の下に隠れてしまった。困ったのは小鳥や動物たちである。水を飲もうにも水はなし、浴びようにも水たまり一つない有り様だ。この間公園の野良猫が水飲み場の蛇口に食らいついていた。そこでお寺では4ケ所のつくばいに、いつも水を流すようにしている。小鳥たちが入れ替わり立ち替わりやって来てピチャピチャ楽しそうに水浴びして行く。またハクビシン・たぬき・スカンク・イノシシ・野良猫等々、水飲み場は大盛況、都会のオアシスとなっている。

投稿者 zuiryo : 2007年07月31日 15:52

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