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2006年09月07日

前田青邨展

岐阜県は河合玉堂・熊谷守一など高名な画家を多く輩出しているが、中津川出身の前田青邨もその内の一人である。県美術館で青邨展が開催されているので、じゃじゃ振りの雨の中出掛けた。何回見ても素晴らしい。現在ではあのような線描きの美しい日本画を見ることが出来なくなってしまったが、矢張り日本人の感性にはぴったりする。しかも92歳で亡くなるまで常に変化し続けているところが良い。「画品」と言うそうだが、品格の高さは、青邨自身の生き方に通ずるのであろう。歴史画も良かったが、私は人物の内面まで描写されている肖像画が好きだ。自画像・耳庵像・脇村義太郎像など、どれも繊細な線描が際だっている。帰ってからも図録を繰り返し眺めながら、幸せな気分に浸った。芸術の秋である。

投稿者 zuiryo : 2006年09月07日 21:03

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