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2006年04月05日

尼僧堂開講

今年から夏安居(げあんご)入制を4月15日からにしたため、例年より半月繰り上げ4日が尼僧堂・6日がうちの開講・8日が降誕会(ごうたんえ)とたて続けに行事がある。先ずは昨日は尼僧堂の開講である。世間でも新年度の始まり、学校は新学期、姪の息子もぴかぴかの一年生になった。僧堂も新到さんが入門し、夏の修行に入るいわば始業式が開講である。こうして初々しい新参者を見ていると何十年も前の自分の入門当初のことが想い出されて懐かしくなる。石の上にも20年が禅修行である。これで漸く一人前と言うわけで、芸術家や職人の世界に近い。この間或る寺で中国の水墨画家の障壁画を見た。一見して「パン画」であった。坊さんも易っぽくなってはいけない。「漸く入れば漸く深し」である。

投稿者 zuiryo : 2006年04月05日 05:00

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