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2025年09月24日

矢鱈、遙か昔を想い出し・・

老齢と言う事もあるのだろうが、最近矢鱈遙か昔の小僧時代を思い出す。京都の下町ど真ん中、と言うような所で、門前は旧式な長屋がぎっしり詰まっていた。お寺の一角だけぐるり土塀で囲まれていた。周辺に貸し地があって、月末になると、地代を払いに、次々やって来た。通帳のようなもと一緒に持ってくるので、判子を押して、何月まで地代払い済みと言う印になる。これが結構厄介で、今から思えば、そうたいした金額でもないのだから、1年分一遍に払って貰えないかな~と思ったものである。境内一角に寮のような古びた二階建てがあって、そこに市内の大学生が数人下宿していた。檀家は極めて少なかったので、そこからの収入も貴重なものだった。殆どの下宿学生は夕飯だけ一緒に食べたので、当番制にして、一人が全員の食事を作っていた。時が過ぎて、何もかも懐かしい思い出ばかりになった。

投稿者 zuiryo : 2025年09月24日 16:47

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