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2020年12月15日

臘八

今日から臘八大接心が始まった。本年最後締めくくりの修行である。これには寒いのが一番である。木枯らしが吹いて小雪が舞うと良いのだが、北風も吹かず、小雪も舞わない。ちょっと拍子抜けである。雲水時代は1月15日からで、もっと寒さがきつかったが、その僧堂、その僧堂で古来からの決まりがあるから仕方が無い。要は如何に充実した中味のある修行にするかが問題である。臥単を取り上げられ、坐るほか無いという状況で、どれだけ頑張れるかである。何も大接心ばかりではない。日常で如何に修行をするかが問われる。昔居た雲水で、目から鼻に抜けるようなのが居た。こいつはすごい奴が現れたぞ!と思った途端、な~んだ、室内は公案回答集を見てやってくる、作務はさぼる、下山したらどこかの大学院に入ろうと、その受験勉強に明け暮れ、これで帰って行った。世もお仕舞いだ。

投稿者 zuiryo : 2020年12月15日 09:50

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