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2017年12月21日

クロとタマ

ともに野良猫である。クロはもう十年以上も前から隠寮の縁の下に住み着いて、主にどこかで食料は調達し、たまに栄養補給につくばいに水浴びに来る小鳥を狙って捉え食っていた。タマは1年くらい前、どこからかやって来たやせこけた白黒まだら模様の猫。当時は愛犬ハチを飼っていたので、この二匹は犬の敵、吠えまくっていた。ところが犬が死んでしょぼんとしていた心のスキを突くようにまずクロがすり寄ってきた。思わず頭を撫でてやると、ニャ~ゴ!と、なかなか可愛らしいのだ。以後すっかり飼い猫になった。あそこのお寺は野良を可愛がるらしいという情報がノラ猫界に伝わると、次々新しいノラがやって来た。こりゃ困ったことになったもんだ!しかし先着順なのか、新人はいじめられてやがて去って行った。現在はしぶとくクロとタマが残ったという次第。だんだん寒くなってきたので、猫用の布で出来た小屋を買ってやった。喜んで丸くなって寝ている。

投稿者 zuiryo : 2017年12月21日 15:17

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