« 暁天坐禅 | メイン | 物乞い »

2015年02月17日

不覚

今回のインド旅行は後半二日間連続約9時間バス乗りっぱなで移動、道路は一応舗装されているのだが、メンテナンスゼロ、ガタガタ、バスもスプリングが堅くて衝撃がもろに伝わるという感じ。さらにもうもうたる埃、暑さ、これでヘトヘトになった。釈迦誕生の地ルンビニーから空路カトマンズに飛んだ。ここでは世界遺産の緻密な木彫建築の数々に圧倒された。最後の夜は現地の踊りを見ながら度数の高い焼酎をがぶがぶやった。これが効いたのか、帰路飛行機が飛び立って間もなく、急にむかむか吐き気を催し、頭がぼ~として、死ぬ間際のような気分になった。こりゃ~まずい!スチュワーデスのたまり場までふらふら歩いて行き、そこで気を失ってぶっ倒れた。しばらくすると耳元でスチュワーデスが大声で叫んでいる声が聞こえた。そして私の頬をピチャピチャ叩いている。イテッテッテッ。それでよみがえり、ふらふらしながら座席に戻った。一緒に行った中で特別な療法を心得ている者がいて、それが横の席に来て、ずっと治療をしてくれた。胸のむかむかも収まり、それからこんこんと約7時間寝っぱなし。起きたときにはスッキリ爽やかな気分になっていた。何事も羽目を外すと碌なことにならないと言う見本のようなもの。

投稿者 zuiryo : 2015年02月17日 20:51

コメント