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2014年06月13日

大祥忌法要

昨日から一晩泊まりで京都の師匠の三回忌法要に出掛けてきた。昨日は午後六時から師匠のご親戚の方やお庫裏さんのご親戚の方、また嘗てお寺に下宿していた方等々、10人近く集まって、昔話に花を咲かせた。嫌なことは風化して、想い出すのは良いことばかりである。私も若かったから、ずいぶん師匠には迷惑を掛けた。それでもこうして一同集まって、師匠を偲ぶことができると言うことが幸せである。梅雨時で雨が心配されたが、爽やかな風が吹き抜け、実に良い法要日和りであった。門中寺院の和尚さん方も、私が小僧をしていた時分とすっかり世代交代して、初めてお目にかかる方ばかりだった。つい自分の歳を忘れて、こんな事を思うのが、即ち老齢化なのだと改めて感じた。毎日庭掃除に明け暮れていたので、庭のどこに佇んでも、何十年前にタイムスリップして、いろいろなことが大地から沸き上がってくるようだった。墓前でお経を読んでいたら、胸が一杯になって、涙がこぼれた。

投稿者 zuiryo : 2014年06月13日 16:26

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