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2014年01月04日

日常底

年末年始の諸行事も昨日で済んで、今朝から通常のスケジュールに戻った。2日・3日と寝忘れが続き、一見楽ちんのように思えるが、長年の習慣で、早朝午前3時半起床の方が実は楽なのである。と言うわけで今朝は爽快な気分で一日が始まった。雲水達は早朝より信者さんにお札やたより、カレンダーなどを持って新年の挨拶回りに出掛けた。この日雨に降られると大弱りで、毎年お天気工合が心配なのだが、朝からさんさんとお日さんが照って温かで、本当に良かった。午前10時、近くの和尚さんが年始に来られた。これも恒例で、伺うと今年90歳になられると言う。寿命が延びたとは言え、90歳で歩いて此処まで来るほど元気なのだから羨ましい限りである。私は昨年、良い跡取りが出来たと喜んでいたら、肩すかしを食ってしまい、がっくりきた。しばらく気分が落ち込んでいたが、それから気を取り直し、ものは考えよう、まだ頑張ってやれ!と言う仏さんの思し召しと思い、今は溌剌として以前より晴れやかな気分になった。人生何事も思うようには成らぬもの、きっとこの方が結果的には良かったのだと思うことにして、心がすっきりした。先程の和尚さんは毎月、月初め10日間午前6時から1時間一般の方に坐禅指導をされているそうだ。90歳にしてなおこの気力、本当に頭が下がる。私なんぞはまだはな垂れ小僧で、こういう良い先達さんをお手本にして新たな気持ちで頑張ろうと思った次第である。

投稿者 zuiryo : 2014年01月04日 11:06

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