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2012年04月17日

カラスのカー子

ハチが死んで1年半、生前可愛がってくれたハチファンが沢山居て、花とお供えは絶えたことがない。そこに目を付けた猫のノラクロとカラスのカー子が、お供えするやいなや何処からともなく遣ってきて、さっともって行く。特にカラスのカー子は相い向かいの電話線に止まって待機しているのだから堪ったものではない。ところが猫のノラクロも負けてはいない。それよりも素早くくわえて行ってしまう。地上戦と空中戦の攻防である。今日もカー子の方が負けでガクッと来たのか、入れ物をくわえて車庫の屋根の棟に持って行ってしまった。見ると棟にちょこんとハチのお供え用入れ物が陽に輝いてピカピカしているではないか。聞くところによるとカラスは光り物が好きだそうで、腹いせもあって持ち去ったようだ。梯子を掛けて取りに昇らなければいけないかな~と思っていたら、春風に飛ばされてころころ下に落っこちてきた。さて一方猫のノラクロだが、最近は雲水共が可愛がってこまめにエサを遣るものだから、すっかりお寺の飼い猫気分で、側を通っても平気で毛ずくろいなどして、逃げもしなくなった。中でもとりわけ動物好きの一人の雲水は頭をなでたりしてもへいきだそうだ。野良猫は近くまでは寄ってきても決して身体には触らせないと聞いたことがあるが、ついにここまで来たかと言う感じである。何だか私もノラクロをなでてやりたいな~と言う気がしてきた。

投稿者 zuiryo : 2012年04月17日 20:19

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