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2011年01月17日

震災から16年

今朝もニュースで阪神淡路震災から16年を報じていたが、もうそんなに成るのかと、改めて年月の早さを感じた。毎度ハチのことを書いて恐縮だが、昨年死んだハチもこの震災孤児だった。何時も1月17日は、ハチと早朝散歩の時、神戸の方に向かって前足を合わせて合掌させていた。ハチは、何しや~がる!と言わんばかりに、もがいて振り解こうとしていたものだ。そんなことがふと思い出され、もう土の中に入ってしまったハチだが、「ハチ!神戸に向かって合掌!」と声を掛けて二人で拝んだ。昨日から雪は降り続いている。長靴を履いてもすっぽり埋まるほどである。参道はまだ誰も歩いていないから、歩き難いったらない。漸く表通りまで出て車の轍の上を歩くと、今度はつるつるでスケートリンクを歩いているようで、これまた歩きにくい。滑らないようにへっぴり腰で歩くから、普段使わない筋肉まで使って、戻ったら妙にあっちこっち痛む。てなぐあいで、雪なんてろくな事はありゃ~しない。うちの建物は温暖な三島の人に設計して貰ったせいか、雪国用になっていないから軒の柱や梁がやたら細め、上屋根からもどんどん雪がずり落ちてくるため、更に軒には重量が掛かる。そのままにしておくと屋根が壊れる心配があるため、柄の長い雪下ろし専用の熊手を作って、それで掻き落とす。これが結構一仕事である。昔から建物の材料は地元産の物、設計や大工も地元の人がいいと言うが、本当にその通りである。職人の仕事はその土地で長年培われた伝統があるので、これは無視できないものである。今もドスン!と大きな音を立てて軒の雪が落ちてきた。雪はもう充分、早く止んでくれ~!

投稿者 zuiryo : 2011年01月17日 10:19

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